剥離紙・剥離フィルム

非シリコーン系剥離剤の特徴

シリコーンが悪影響を与えやすい電子機器用途をはじめ、今後もニーズが広がる非シリコーン系剥離剤。その特徴や剥離力の物性データなどをご紹介します。

特徴

  • 樹脂塗工性に優れた、表面張力(水滴接触角θ=70˚ ~105˚)
  • 樹脂に対して高いぬれ性(レベリング性)と離型性を兼ね備え、塗工ムラのない均一な剥離性能を実現し、生産性の向上に貢献
  • 軽剥離から重剥離まで幅広い剥離力を持った剥離剤の処方をラインアップ

樹脂塗工性テスト

剥離処理面に2µlの純水を滴下した際の、接触角を比較

非シリコーン系剥離剤

シリコーン系剥離剤

剥離処理面に厚さ10µmのエポキシ樹脂を塗工し、ハジキ・塗工ムラの発生状況を比較

非シリコーン系剥離剤

表面張力が高く、樹脂の塗工性に優れ、ハジキや塗工ムラが発生しにくい。

シリコーン系剥離剤

表面張力が低く、樹脂の塗工性に劣るため、ハジキや塗工ムラが発生しやすい。

代表的な非シリコーン系剥離剤の物性

表は横にスライドして御覧いただけます。

剥離剤名 剥離力(注1)
(mN/20mm)
接触角(注2)
(˚ )
表面自由エネルギー(注3)
(mJ/m2)
純水 DMF シクロヘキサノン
6040 95 102 58 47 24
X 550 96 44 19 30
AL-5 1850 94 46 23 35
6501 3300 89 35 20 37
T157 5500 73 20 5 45
T157-2 6000 73 16 5 46
ポリエステル
フィルム
7700 57 - - 47
ポリエチレン
ラミネート紙
2000 95 29 14 36
ポリプロピレン
ラミネート紙
3700 104 43 33 28
  • (注1)剥離処理面に日東電工(株)製アクリル粘着テープ「31B」を2kgローラーを用いて貼付し、30分後の剥離力を測定(テープピール、剥離角度180˚、剥離速度0.3m/min)。
  • (注2)剥離処理面に2µlの溶媒を滴下し、静的接触角を測定。
  • (注3)純水、1-ブロモナフタレン、ジョードメタンの接触角から表面自由エネルギーを算出。
  • (注4)記載の数値は代表値であり、保証値ではありません。
  • (注5)微量にシリコーンを含有するものも含みます。