- 小
- 大
ページ印刷
業績ハイライト
(百万円)
表は横にスライドして御覧いただけます。
連結 | 2025年3月期(実績) | |
---|---|---|
売上高 | 315,978 | 14.4% |
営業利益 | 24,562 | 131.1% |
経常利益 | 26,090 | 126.1% |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 14,476 | 176.1% |
%は前期比
2025年3月期の業績概況
2025年3月期の世界経済は米国では個人消費や設備投資などの伸びが拡大したことで底堅く推移しましたが、欧州は引き続き低成長にとどまりました。また、中国は政府による支援策があったものの個人消費や不動産市場などの低迷により厳しい状況が続いています。一方、国内では訪日外国人の増加によるインバウンド効果があったものの、食料品などの価格高騰による買い控えなどによる個人消費の低迷や数多くの自然災害、自動車生産台数の減少などもあって停滞感が続いています。このような情勢の下、売上高は半導体・電子部品関連製品が好調な需要に支えられ大幅に増加したことに加え、米国においてシール・ラベル用粘着製品の販売数量が回復したことなどもあり総じて好調に推移しました。利益面では、原材料価格や物流コストは引き続き上昇傾向にあったものの、半導体・電子部品関連製品に加えて他の製品についても販売数量が増加したことによる増益効果がありました。
2025年3月期のセグメント概況
- 売上高
- 1,846億47百万円(9.3%増)
- 営業利益
- 54億62百万円(-)
売上高 | 1,846 | 億47百万円 | (9.3%増) |
営業利益 | 54 | 億62百万円 | (-) |

印刷情報材事業部門の売上高はシール・ラベル用粘着製品が、国内では物価高騰の影響により食品関連を中心に需要が減少したほか、アイキャッチラベルや飲料キャンペーン用なども総じて低調に推移しました。海外では米国で買収効果により販売数量が大幅に増加したほか、中国やアセアン地域においても堅調に推移しました。

産業工材事業部門の売上高は国内では自動車生産台数減少の影響を受け自動車用粘着製品やウインドーフィルムが低調に推移しました。海外では米国で防犯用ウインドーフィルムやスパッタリングフィルムが好調であったほか、インドで自動車用粘着製品が増加しました。

セグメント営業利益
セグメント営業利益は米国で販売数量が大幅に増加した効果もあり、前期に比べ増加しました。
- 売上高
- 963億12百万円(30.3%増)
- 営業利益
- 185億5百万円(58.7%増)
売上高 | 963億12百万円 | (30.3%増) | |
営業利益 | 185億5百万円 | (58.7%増) |

アドバンストマテリアルズ事業部門の売上高は半導体関連粘着テープが生成AI関連の需要増加などにより好調に推移しました。また、半導体関連装置についてもHBM製造用などで大幅に増加しました。積層セラミックコンデンサ関連テープはスマートフォンやデータセンター向けなどの需要増加により大きく伸長しました。

オプティカル材事業部門の売上高はOLEDスマートフォン用粘着テープが堅調であったものの、韓国・台湾子会社の閉鎖の影響もあり売上高は大幅に減少しました。

セグメント営業利益
セグメント営業利益は半導体関連粘着テープや装置の売り上げが増加したことにより、前期に比べ増加しました。
- 売上高
-
350億19百万円(4.7%増)
- 営業利益
-
5億35百万円(2,443.1%増)
売上高 | 350 | 億19百万円 | (4.7%増) |
営業利益 | 5 | 億35百万円 | (2,443.1%増) |

洋紙事業部門の売上高はクリーンペーパーや耐油耐水紙が堅調に推移したものの、主力のカラー封筒用紙や色画用紙、建材用紙が需要減少により低調に推移しました。

加工材事業部門の売上高は電子材料用剥離紙や光学関連製品用剥離フィルムがスマートフォン用などの需要増加により好調に推移したほか、合成皮革用工程紙やレジャー用の炭素繊維複合材料用工程紙も増加しました。

セグメント営業利益
セグメント営業利益は洋紙事業部門が厳しい結果となりましたが、加工材事業部門の販売数量増加などにより、前期に比べ増加しました。
2026年3月期の業績予想
(百万円)
表は横にスライドして御覧いただけます。
連結 | 2026年3月期(予想) | |
---|---|---|
売上高 | 317,000 | 0.3% |
営業利益 | 24,000 | -2.3% |
経常利益 | 24,000 | -8.0% |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 18,000 | 24.3% |
%は前期比