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コーポレートガバナンス
リンテックグループは法令遵守を徹底し、経営の透明性と企業倫理の意識を高め、迅速な意思決定および効率的な業務を執行していくことが、コーポレートガバナンスの基本であると考えています。その充実と強化を通じて、グループの企業価値および株主共同利益のさらなる向上を目指していきます。
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コーポレートガバナンス・コードへの対応
リンテックでは、コーポレートガバナンス・コード*の各原則を遵守し、取締役会実効性評価によるPDCAの実施、指名・報酬委員会設置などの取り組みを積み重ねてきました。
今後も引き続き、コーポレートガバナンス・コードを遵守・実施していくことはもとより、社会状況や当社の取り組み状況に照らし、不足と感じる事項は、社外取締役を含む経営層と議論を重ね、継続的な改善に取り組んでいきます。
- *コーポレートガバナンス・コード:コーポレートガバナンスの強化を図り、上場企業が守るべき行動規範の主要な原則を取りまとめたもの。
法務教育
リンテックでは、企業法務の理解促進に向け、取締役および執行役員を対象とした経営層向け法務研修を実施しています。
また、従業員に対しては、営業職を対象とした法務研修を継続的に実施しているほか、新任管理職や新任監督職を対象とした階層別集合研修の中に法務講座を取り入れるなど、日常の事業活動に潜む「法的リスク」への感度を向上させ、リスクの早期発見・対応が可能な風土づくりを目指しています。
社外取締役メッセージ
当社のサステナビリティにかかる取り組みの特徴は、「LSV 2030」として2021年度から2029年度という長期ビジョンを掲げ、ESGが会社経営の根幹であることを明示し、経営トップがこれを発信し続けるところにあると考えます。3年ごとの中期経営計画を策定し、その中でサステナビリティについても立案する会社は多くあります。当社の場合、そのような中期的な視点だけにとどまらず、10年後の当社のありたい姿を掲げ、その“ありたい姿”に対して3年ごとに会社の持続的成長と会社の社会的な役割につき、両者のバランスをとって経営するということを明示した点が特徴的です。「LSV 2030」として2021年度から2029年度と」で長期的、中期経営計画の各Stageで中期的な会社の方向性を示しており、外部に向けた分わかりやすいメッセージではないかと考えます。
加えて、サステナビリティ委員会に社外役員が参加している点も特徴的です。「環境」「社会」「ガバナンス」の三つの切り口のうち、まず「環境」についてはその進捗度合いと社内における問題意識に対して外部目線の意見が入ることになります。次に「社会」「ガバナンス」については客観的数字として評価しづらい項目が並びますが、さまざまなバックグラウンドを持つ社外役員から多様な提案・意見を得ることが期待できると考えます。
私は弁護士として、各企業が有するさまざまな法的課題に取り組んでいますが、最近はサステナビリティにかかる企業の各種施策について外部弁護士としてコメントする機会もいただくようになりました。加えて、私は他社の社外役員としても活動していますので、企業側の立場から同様の検討をする機会も増加しています。「サステナビリティ経営」は目標立案⇒その実行⇒目標と実行のギャップ分析⇒ギャップ分析を踏まえた目標の修正(必要であれば)というサイクルを安定的かつ長期的に持続する必要があります。特に「LSV 2030-Stage 2」においては、「実行」とその「分析」が大きな部分を占めるように思います。外部弁護士としての知見および他社での社外役員の経験を活かして、このサイクルが円滑に進むよう意見を述べていきたいと考えます。