2023年09月22日
剥離紙のリサイクルを促進するラベル循環協会の取り組みに関するお知らせ
粘着素材および剥離紙・剥離フィルムメーカーであるリンテックは、(株)サトー、王子タック(株)、大阪シーリング印刷(株)の3社と共に、ラベルの使用済み剥離紙の資源循環を促進する一般社団法人ラベル循環協会「J-ECOL(ジェーコル):Japan Earth Conscious Labeling Association」をこの5月に設立しました。その後同協会では、活動に賛同する会員企業を募り、9月15日現在、加盟企業数が計14社となりましたのでお知らせします。
加盟企業と共に剥離紙の資源循環を促進
ラベル素材の粘着剤面を保護する台紙の役割を担う剥離紙は本来、製紙原料として利用可能な資源ですが、製紙会社への納入ルートが確立しておらず、技術面・設備面の課題もあり、これまで有効利用されてきませんでした。剥離紙をリサイクルする循環システムの構築のためには、ラベル業界だけではなく、各種商品のメーカーなどのラベル利用者が幅広く資源循環の情報を共有し、サプライチェーン全体として取り組んでいくことが必要になってきます。
循環型経済に移行する中、「J-ECOL」ではラベルを持続可能な社会において継続的に使用していただくために、資源の有効活用を推進し、環境負荷低減に貢献していきます。剥離紙メーカーである当社としては、加盟企業と共に再生しやすい剥離紙の検討や、剥離紙から取り出した再生パルプの利活用提案、将来的には使用済み剥離紙を再び剥離紙に戻す水平リサイクルの実現も目指していく考えです。
剥離紙 資源循環図
9月15日現在の加盟企業
- 正会員
エイブリィ・デニソン・ジャパン株式会社、王子タック株式会社、大阪シーリング印刷株式会社、株式会社サトー、株式会社トッパンインフォメディア、TOPPANエッジ株式会社、日本紙パルプ商事株式会社、リンテック株式会社
- 賛助会員
株式会社DNPデータテクノ、株式会社ディプロ、日本製紙株式会社、株式会社村田製作所、株式会社山田洋治商店、ロート製薬株式会社
一般社団法人ラベル循環協会「J-ECOL」の主な活動内容
- 使用済み剥離紙の再生資源化、普及促進
分別ガイドラインの策定、会員による分別周知活動
使用済み剥離紙リサイクルの相談、リサイクル企業とラベルユーザー企業のマッチング - リサイクル技術確立の支援
再生しやすい剥離紙の設計、再生を促すための補助
リサイクル状況の可視化・情報発信
環境負荷の可視化、普及活動の進捗に関する情報発信
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