SBT認定取得に向けたコミットメントレターを提出
持続可能な社会の実現のため、温室効果ガスの排出量削減目標を設定リンテックはサプライチェーン全体での温室効果ガス(以下、GHG)排出削減を推進するため、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標「Science Based Targets(SBT)」(注1)を認定する機関である「SBTイニシアチブ(注2)(以下、SBTi)」に対してコミットメントレターを提出しました。
コミットメントレターとは、企業が2年以内にGHG削減目標を設定し、その目標を国際的気候変動イニシアチブである「SBTi」に申請することを誓約するものです。「SBTi」では企業が掲げる温室効果ガスの削減目標がパリ協定(注3)の「世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて1.5℃に抑える」という目標達成に必要な水準を満たす場合、その削減目標を「科学的根拠に基づいた目標(SBT)」として認定しています。当社では、短期目標(5~10年先の削減目標)の認定取得に向けて、コミットメントレターを提出し、2年以内に「SBT」の認定取得を目指すことを表明しました。
当社グループでは2030年のあるべき姿を見据えた長期ビジョン「LINTEC SUSTAINABILITY VISION 2030(LSV 2030)」を掲げ、地球温暖化対策をはじめとするさまざまな社会的課題に対して、企業グループとしての役割・責任をしっかりと果たすべく、取り組みを加速させています。重点テーマとして脱炭素社会の実現への貢献を設定し、国内外の工場での太陽光発電システムの活用のほか、グリーン電力の調達や省エネルギー効果が大きい新規設備の導入、ガスエネルギーから電力と熱源を生成するコージェネレーションシステムの導入拠点の拡大などを推進してきました。今後は生産設備の統廃合による合理化や水素などの新しいエネルギー源の導入、新たな蓄電システムのAI運用なども検討し、「SBT」の認定取得およびGHG排出削減に向けて取り組んでいきます。
(注1)Science Based Targets(SBT):パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定するGHG削減目標のこと
(注2)SBTイニシアチブ:世界自然保護基金(WWF)、CDP(旧名称:カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、世界資源研究所(WRI)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)により設立された企業のGHG削減の評価を行うイニシアチブ
(注3) パリ協定:2015年にパリで開かれたGHG削減に関する国際的な取り決め。「国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)」で合意され、世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて1.5℃に抑える努力をするという世界共通の長期目標を掲げています
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