チルド環境対応ラベル素材「CHILL AT」
食品用途に適用される米国FDAの安全基準をクリアした粘着剤を使用リンテックは、米国の子会社であるマックタック・アメリカ社(米国・オハイオ州)が持つホットメルトと呼ばれる粘着剤処方技術を生かしたラベル素材を日本市場に本格投入することにしました。同社が展開するラベル素材「CHILL AT」は、低温も含めた幅広い温度環境に適応しており、食品用途に適用される米国FDAの安全基準をクリアした粘着剤を使用したラベル素材として、既に北米市場で好評を頂いています。今回、国内向けに合成紙、塗工紙、ホイル紙(金色)、サーマル紙ベースの4アイテムを新たにラインアップし、5月18日から販売を開始します。

冷凍・冷蔵食品や物流・搬送用の段ボールケースなどの表示ラベルに適しています

一般のラベル素材では剥がれやすい凍結・結露面にもしっかりと貼ることができます
低温環境下での貼付性に優れたラベル素材
米国子会社のマックタック・アメリカ社は、北米のラベル素材市場で第3位のシェアを有しており、粘着剤を熱で溶かしながら基材に塗工するホットメルトタイプと、水に分散させて塗工するエマルションタイプの粘着製品を展開しています。いずれも製造工程で有機溶剤を使用しないため、環境負荷が少ないことが特徴です。今回新たに日本市場に本格投入するホットメルトタイプのラベル素材「CHILL AT」は、-5℃から30℃までの幅広い温度環境に適応し、一般のラベル素材では剥がれやすい凍結・結露面や物流・搬送用の段ボールケースなどの粗面にもしっかりと貼付することができます。このたびリンテックでは、新たな4アイテムをラインアップすることにしました。
ラベル素材の粘着剤層として「バイオマスマーク」を取得
今回発売するのは、表面基材に合成紙、塗工紙、ホイル紙(金色)、サーマル紙を使用した4アイテム。冷凍・冷蔵食品や、その物流・搬送用の段ボールケースなどの表示ラベル、アイキャッチラベルに適しています。一般社団法人日本有機資源協会が運営する「バイオマスマーク」の認定(認定番号:190174)をラベル素材の粘着剤層として取得しており、機能性を損なうことなくバイオマス度(注)20%を実現します。当社は今後も、環境配慮のニーズに応える高性能なラベル素材の提案に努めていく考えです。
(注)バイオマス度:製品に含まれるバイオマス原料の含有率(乾燥重量割合)を示したもの

「バイオマスマーク」とは
一般社団法人日本有機資源協会が認定するマーク。再生可能な生物由来の有機資源であるバイオマス(bio:生物資源、mass:量)を利活用し、品質および基準、規格などを満たして生産している商品の目印となります。
製品概要
特徴
- 粘着剤を熱で溶かしながら基材に塗工するホットメルトタイプのラベル素材です。-5℃から30℃までの幅広い温度環境に適応し、凍結・結露面や物流・搬送用の段ボールケースなどの粗面への貼付にも適しています。
- 粘着剤は製造工程で有機溶剤を使用しない環境配慮型のホットメルトタイプを使用。食品用途に適用される米国FDAの安全基準もクリアしました。合成紙、塗工紙、ホイル紙(金色)、サーマル紙ベースの4アイテムをラインアップしています。
- 一般社団法人日本有機資源協会が運営する「バイオマスマーク」の認定(認定番号:190174)をラベル素材の粘着剤層として取得。機能性を損なうことなくバイオマス度20%を実現しています。
仕様
品番 | 表面基材 | 粘着剤 | 剥離紙 |
---|---|---|---|
ユポ80UV CHILL AT 6K | ポリプロピレン系合成紙 | 永久接着 | グラシン紙 |
グロス CHILL AT 6K | 塗工紙(ツヤ) | ||
Gツヤ CHILL AT 6K | ホイル紙(金ツヤ) | ||
サーマルシ CHILL AT 6KS | サーマル紙 |
主な用途
冷凍・冷蔵食品のパッケージ、物流・搬送用の段ボールケースなどの表示ラベル、アイキャッチラベル
販売開始日
2020年5月18日
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