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リンテックグループの考え方、体制
サステナビリティの考え方
リンテックグループは、社是「至誠と創造」を根幹におき、全ての役員、従業員が「リンテックグループ行動規範」を遵守して、サステナブルな社会の実現に貢献します。
また、リンテックグループは、人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、そして腐敗の防止に関わる国連グローバル・コンパクト10原則を支持し、実践しています。

価値創造プロセス
当社グループでは、価値創造プロセスを通じて持続的な成長と社会の発展を両立させ、サステナブル社会の実現を目指しています。
- ※株主・投資家情報ページ内に移動します。
バリューチェーンとステークホルダー
リンテックグループのバリューチェーンとステークホルダー
リンテックグループの考えるバリューチェーンとステークホルダーとの関連は下図の通りです。
リンテックグループのバリューチェーンとステークホルダー
表は横にスライドして御覧いただけます。

- *モーダルシフト:旅客や貨物の幹線輸送を、大量輸送が可能な鉄道や船舶輸送に切り替えることで、CO2排出量削減を図る取り組み。
リンテックグループのステークホルダー
リンテックグループのステークホルダーとさまざまな対話の場を設け、業務に反映しています。

サステナビリティ推進体制
リンテックグループでは、全従業員が社是「至誠と創造」を根幹に置き、サステナビリティ推進活動を行っています。
サステナビリティ推進体制として、代表取締役が委員長を務め、社外取締役全員が参画する「サステナビリティ委員会」を設置し、その傘下にESGやSDGs、リスク管理などに関する各委員会・分科会を配しています。
サステナビリティ委員会
サステナビリティ経営推進のための基本方針策定や施策の立案、各委員会・分科会の施策の進捗レビュー、モニタリングおよび改善指示などを行っています。
2023年度は、主な議題として、CO2排出量削減に関する施策、生物多様性への対応などに対して議論を行いました。その他にも、Stage 2に向けたマテリアリティ・KPI改訂や行動規範ガイドライン改訂、従業員サーベイの結果およびアクションプランに関する議論を行いました。2023年度はオンライン会議を併催のうえ4回開催し、社外取締役を含む委員14人で構成され、出席率は75%(委員1名)、100%(その他の委員全員)でした。
サステナビリティ開示分科会
各種適時開示資料やPR誌、ウェブサイトなどを通じてのステークホルダーへの迅速かつ効果的な情報開示を行っています。また、サステナビリティ情報の収集や発信手法、統合報告書の誌面内容などについての検討と外部調査機関の調査への回答および経営層への評価結果のフィードバックなどにも取り組んでいます。
2023年度は、同分科会を計4回開催し、日本国内のサステナビリティ開示基準の開発を行うサステナビリティ基準委員会(SSBJ)の動向把握など開示に関わる制度改正の調査、共有などを行いました。
環境委員会
持続可能な社会を目指し“気候変動・循環経済・自然共生”の環境課題について策定した「リンテックグリーンプラン」に基づいてLSV 2030の実現に向けて活動を行っています。
気候変動においては、リンテックグループとして2030年にCO2排出量削減50%以上(2013年度比)を達成するために進捗管理を実施しました。結果、設備投資計画の前倒しや横展開、グリーン電力などの導入により目標を達成し削減実績は51.4%でした。
循環経済について3Rの取り組みを推進しました。自然共生においては、国内工場における生物多様性への対応や生物多様性の保全に関わる社内教育(e-ラーニング)を行いました。
TCFD分科会
TCFD提言に基づき、気候変動関連のリスクと機会の特定、これらの管理や機会獲得に向けた戦略の構築、財務インパクトの評価および情報開示を行っています。
2023年度は対象範囲を拡大し、海外グループ会社(中国、韓国、タイ、インドネシア)におけるリスク・機会および対応策の検討を行いました。
また、低炭素経済社会への移行計画の開示に向けた準備として、LCAの算出、スコープ3の削減計画についても検討を進めています。
社会・ガバナンス委員会
社会・ガバナンスに関する方針の策定や施策の立案および遂行を目的としており、ESGの社会(S)とガバナンス(G)に関する会社の取り組みの進捗をチェックしています。
2023年度は、従来から企業価値の根幹にかかわる重要な前提と考えていた人権の尊重について明文化した人権方針の策定(2024年1月1日制定)をしました。全ての役員、従業員が遵守するだけでなく取引先を含むビジネスパートナー、関係者にも本方針に則って行動していただくことをお願いしています。
その他にも、各種研修を通じた人材育成と継続的な啓発活動を行っています。また、ガバナンス向上を目的とした役員向け研修会も実施しました。
企業倫理分科会
企業倫理の醸成と社員一人ひとりへの浸透・定着を目的に活動しています。2023年度は以下5つのテーマについて情報発信と教育の場の提供を行いました。
- りんりかわら版発行(イントラネットに「行動規範」に関する川柳を月次掲載)
- りんりかわら版川柳コンクールの実施
- 倫理意識向上ポスターの発行
- 情報セキュリティー自己監査の実施
- 他社事例から学ぶ企業倫理(メールマガジンの発行):「詐欺、道路交通法違反」「横領、器物損壊、改ざん」の事例を解説付きで紹介
社会貢献分科会
地域社会および国際社会における良き企業市民として、社会の持続的発展に寄与する身の丈にあった社会貢献活動を推進することを目的としています。
2023年度は、6回開催し、活動内容について協議しました。当社の本社がある板橋区では「障がい者の方々をお招きする野球観戦(7月4日)」や「ふれあいコンサート(10月15日)」を実施しました。板橋区を通じて支援を必要とする世帯への食品提供、クリスマスにはフライドチキンに交換できるギフトカードの提供など、実施可能なことを考えて活動を行いました。
また、能登半島地震の被災地に対し、リンテックおよびグループ会社従業員より義援金を募り、日本赤十字社を通じて寄付しました。
ダイバーシティ・働き方改革促進分科会
ダイバーシティ・働き方に関するニーズの吸い上げ、施策や制度の浸透と啓蒙活動を行っています。
2023年度は6回開催し、従業員サーベイ、テレワーク勤務、ワークライフバランスの向上、ダイバーシティの促進、人材育成に関する取り組みの進捗確認や見直しを含めた意見交換を行いました。
SDGs委員会
本業を通じてさまざまな社会課題の解決に貢献していくことを目的に、全社横断的にメンバーを募り、SDGsの理解を深めるとともにビジネスアイデアを創出する活動を行っています。
2023年度は、新規メンバーにて新たなスタートを切りました。外部講師によるSDGs やビジネスモデル構築に関する講義や新規事業、新製品の立ち上げに携わる社員からの経験談を聴く機会を設けました。その後、社会課題の深掘りと解決策について議論を深め、ビジネスアイデアの創出に向けた取り組みを行っています。
全社リスク管理委員会
全社的な事業におけるリスクと機会の把握、対応方針策定、職制への落とし込みおよび検証を行っています。
2023年度は6回開催し、地政学をテーマとして採り上げ、洗い出しを行い、共有しました。また、今後起こりうるリスクの影響度評価、特定および対応方法について議論しました。引き続き当社グループの事業へ影響する変化を確実に捉え、リスク管理体制を強化していきます。
サステナビリティ推進に取り組むネットワーク
リンテックグループ全従業員が、サステナブルな社会の実現に貢献しています。

拠点一覧
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