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マテリアリティ
「マテリアリティ」とは、幅広いCSR活動の中から企業が注力すべき課題を特定したものです。リンテックグループでは2014 年にマテリアリティを特定しましたが、変化し続ける社会課題を踏まえ、また日々ステークホルダーとの対話を重ねながら、マテリアリティのテーマの見直しを行いました。
新しいマテリアリティには、2021年4月よりスタートした長期ビジョン「LINTEC SUSTAINABILITY VISION2030」やSDGs の視点などを盛り込みました。今後はさらに主要な評価指標(KPI)*も設定していきます。
再度特定したマテリアリティのテーマに特に注力し、リンテックグループとして活動を推進していきます。
- *主要な評価指標(KPI):Key Performance Indicator。目的に対する達成具合を定量的に計るために設定された組織の戦略に関わる重要な指標。
リンテックグループのマテリアリティ(重要課題)のテーマ
表は横にスライドして御覧いただけます。
マテリアリティテーマ | 関連するSDGs | マップ | ||
---|---|---|---|---|
事業全体 | 事業面での貢献 | イノベーションによる企業体質の強靭化 |
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① |
持続的成長に向けた新製品、新事業の創出 |
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② | ||
環境 | 持続可能な地球環境への貢献 | 気候変動への対応 |
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③ |
循環型社会の実現 |
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④ | ||
持続可能な原材料調達 |
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⑤ | ||
生物多様性の保全 |
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⑥ | ||
社会 | 人権の尊重 | 人権デューデリジェンス |
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⑦ |
労働安全衛生への対応 |
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⑧ | ||
ダイバーシティの推進 |
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⑨ | ||
働き方改革の推進 |
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⑩ | ||
バリューチェーンマネジメントの向上 | お客様第一主義の徹底 |
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⑪ | |
品質、コスト、顧客満足度の向上 |
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⑫ | ||
ステークホルダーとのコミュニケーション強化 | 地域コミュニティとの共生 |
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⑬ | |
ガバナンス | グループ全体のガバナンスの推進 | 組織統治 |
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⑭ |
公正な事業活動 |
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⑮ |
マテリアリティ見直しのプロセス
STEP1
バリューチェーン分析
バリューチェーンを整理し、部門ごとに事業活動とESG*テーマを整理しました。
また、バリューチェーン上のESGテーマについてリスクと機会を分析しました。
STEP2
社会要請の抽出
SDGsやGRIスタンダード、国連グローバル・コンパクト、ISO26000といったさまざまな国際的ガイドラインやフレームワークの変化に加え、ESG評価機関から重要なESGテーマを洗い出し、絞り込みを行いました。
STEP3
自社重要性の特定
長期ビジョン「LINTEC SUSTAINABILITY VISION 2030」に基づく各部門・部署の中長期戦略や事業計画などの社内の情報を整理し、事業に影響度の高いESGテーマを抽出しました。
STEP4
マテリアリティの特定
社会要請と自社重要性を照合したマップ分布から、重要性判断の領域を検討してマテリアリティを特定しました。
STEP5
主要な評価指標の再設定
特定したマテリアリティを踏まえ、活動の評価指標を設定し、運用に向けて進めていきます。
- *ESG : Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の3要素の総称で、企業の長期的成長に重要な3つの観点。
マテリアリティマップ
今回のマテリアリティの見直しでは、複数の部署が関わり、変化する社会動向と、リンテックグループのグローバルな事業活動や事業戦略をバリューチェーンで整理しました。
また自社における重要性(STEP3)では、ビジョンや各部署の戦略に加え、会長・社長を含めた経営層による重みづけを行い、その後、外部重要性と掛け合わせてマッピングしました(STEP4)。特定されたマテリアリティは取締役会の承認を得た後に確定しています。
今後はマテリアリティの主要な評価指標(KPI)を策定して活動に取り組み、経年で活動評価を行っていくとともに、妥当性の検証とマテリアリティ自体のレビューを定期的に実施していきます。
