顧客対話型のR&D

研究開発RESEARCHER

まだ世の中にないモノを
生み出していく

お客様の多種多様なご要望をカタチにするために欠かせないのが研究開発の仕事です。
リンテックでは、顧客ニーズの探索から処方設計、量産試作までをワンストップで行っています。

どんな内容の仕事を?

製品研究と新素材研究の大きく2種類

「製品研究」は、お客様ごとに異なる要求性能に対して、直接コミュニケーションを取りながら応えていく仕事。
一方、リンテックの5年後、10年後を見据えた新たなビジネスを長期間にわたり育てていく仕事が「新素材研究」です。

最初から最後まで
携わることができる

製品に用いる材料の選定や処方設計はもちろん、工場での量産設備を使った試作やお客様へのサンプル提供まで、開発の全工程に携わることができるのがこの仕事の魅力の一つです。各種展示会や学会に足を運び、最新の情報を入手することも求められます。

今後はより環境に配慮した
製品開発を

環境に負荷を与える化学物質の削減など、リンテックでは環境に配慮した製品の開発に力を入れています。今後、入社する社員にも期待するフィールドです。

どんなふうに成長できる?

一人1テーマを持って研究をスタート

リンテックには現在、粘着材料研究室やデバイス材料研究室など、計八つの研究室があり、
研究開発に従事する社員は一人1テーマからキャリアをスタートさせます。
その後は適性や要望に応じて、そのまま研究員としてキャリアを重ねたり、工場の製造技術研究者になったりと
幅広く活躍することができます。

成果をじかに感じながら成長できる

お客様の元に出向いて、ご意見やご要望を直接聞くことができるため、
研究開発の成果を実感しながら働くことができます。
また、開発に携わった製品がどのような最終製品で役に立っているかが分かることも
中間素材メーカーの大きな魅力の一つです。

どんな力が求められる?

主体性やコミュニケーション能力が求められる

  • SELF DIRECTING

  • COMMUNICATION

研究開発の仕事は社員に大きな裁量が与えられているため、
問題解決のための情報収集をはじめ、主体的に動く力が求められます。
また、お客様はもちろん、工場の現場担当者や営業担当者など、さまざまな人たちとのやり取りが多く、
コミュニケーション能力も必要です。

先輩社員VOICE

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開発した製品を世界中の人たちに
使ってもらいたい。

池上 大輔DAISUKE IKEGAMI

2014年入社

研究所 製品研究部 粘着材料研究室

理学研究科 化学専攻 修了

リンテックに入社を決めた理由は?

多くの人たちに自分の開発した製品を使ってもらいたいと考え、それを実現できる企業を探していました。その点、リンテックは身の回りのさまざまなものに製品や技術が生かされており、興味を持ちました。また、多様な素材や技術を組み合わせて、高性能・高品質な製品を開発していることにも魅力を感じましたね。さらに、当社がグローバルに事業を展開していることもあり、自分の開発した製品を世界中の人たちに使ってもらえると思えたことが、入社の決め手になりました。

この仕事の面白さ、やりがいは?

お客様のご要望をかなえるため、製品構成の検討や新規材料の探索を行い、その評価をするのですが、「なぜ、そうなったのか」を突き詰め、試行錯誤していくことにモノづくりの面白さを感じます。また、製品化に向けた工場での試作においては、量産できる条件だけではなく、どのような場合に不具合が発生するかも事前に確認します。当社の製品として世の中に出すために、工場の人たちとも議論を重ね、あらゆるデータを集めておくことも私たちの大切な仕事です。

印象深い仕事や、今後の目標は?

入社4年目のとき、「特殊な粘着テープの粘着力を上げてほしい」という依頼を受けました。私は粘着材料研究室に所属し、その要求性能を満たすべく開発に取り組んでいましたが、粘着力を高めると今度はロール形態から繰り出しにくいという課題に直面しました。そこで、剥離材料を専門にしている研究員にも相談し、力を借りることに。一緒に試行錯誤を繰り返し、最終的にお客様にご納得いただける製品を開発できたときは本当にうれしかったですね。今後は、入社の決め手にもなった、海外でも展開できるような製品の開発に携わってみたいです。そのためには、もっと幅広い知識を身につけて、多くの経験を積み、何事も自分で決断できる力を磨きたいと思います。


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世の中の、リンテックの、
次世代ビジネスの種を育てている。

古屋 拓己TAKUMI FURUYA

2013年入社

研究所 新素材研究部 デバイス材料研究室

数理物質科学研究科 化学専攻 修了

リンテックに入社を決めた理由は?

大学時代は有機ケイ素化合物の反応性に関する研究を行っていました。現在携わっている研究内容とは異なりますが、細心の注意を払って計画を練り、実験結果に対して真摯に向き合い考察するという一連のサイクルは、今の仕事にも通じるものがたくさんあります。リンテックは研究室の先輩の紹介で知りました。研究所を実際に見学し、明るく、おおらかな雰囲気を感じられたことが大きかったですね。加えて、会社の規模も魅力でした。小さな会社だとやれることに限りがありますし、規模が大きすぎると役割が細分化されてしまう。リンテックはさまざまな経験を積んで成長することができる会社だと思いました。

この仕事の面白さ、やりがいは?

現在は、次世代デバイスで使用される部材の研究開発に携わっています。常に変化する市場の動きをチェックしつつ、材料の選定や製品設計に取り組んでおり、社内外の多くの人と関わりを持って仕事を進めることが重要になります。どんなにすばらしい製品や技術も人が生み出していると実感できる仕事だと思います。

印象深い仕事や、今後の目標は?

特殊フィルムの開発は、課題が見えてから解決まで丸2年を要しました。データを蓄積しながら、さまざまなプランを試しましたが、期待していた結果が得られず、1年ほどで手詰まりに。そうした中、チームのメンバーとの何気ない会話の中から新しいアイデアが浮かび、それが突破口となりました。さらに1年間試行錯誤を繰り返し、さまざまな部署の仲間と協力して課題解決に取り組めたことは非常に良い経験になりましたね。今後は研究企画やマーケティングの部隊と連携し、新製品研究の精度を高めて開発スピードアップにつなげていきたいと考えています。

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