ニュースリリース
2016年01月27日

先端分野の新技術が続々。展示会で広くアピール

nano tech 2016に出展

リンテックは、中期経営計画「LIP-2016」(2014~16年度)の重点テーマの一つに「次世代を担う革新的新製品の創出」を掲げ、新技術や新製品の開発に積極的に取り組んでいます。この1月27日(水)から29日(金)まで東京ビッグサイトで開催される、最先端技術の展示会「国際ナノテクノロジー総合展・技術会議 (nano tech 2016)」において、下記を中心に先端分野の開発品などを出展します。(当社ブース:東4ホール4L-02)

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当社の光拡散フィルムを採用した反射型ディスプレイ(右)


反射型ディスプレイの明るさ向上などに寄与
光を最適に拡散させる「光拡散フィルム」

入射した光を効率良く、最適に拡散させる光学機能性フィルムです。バックライトを使わずに太陽光や照明を反射させて情報を表示する反射型ディスプレイに用いると、従来よりも明るい表示を実現できます。

反射型ディスプレイは、バックライトを使用する一般的なディスプレイに比べて消費電力が数分の一程度と少ないことが特徴。充電を気にせず使用できることから、最近ではウエアラブル端末向けに注目を集めています。ただバックライトを内蔵したタイプに比べると、十分な明るさを確保できないという課題がありました。

当社が開発したフィルムは、紫外線(UV)を照射して内部に屈折率の異なる2層の特殊な構造を形成。同フィルムに光が入射すると、後方などに散乱することなく、必要な方向へ効率良く、最適に拡散します。そのため、反射型ディスプレイの輝度を向上させることができます。

フレキシブルディスプレイ用途で需要が高まる
ガラス代替の「ハイバリアフィルム」

フィルムならではの柔軟性を持ちながら、ガラスと同等の高い水蒸気遮断(バリア)性と透明性を兼ね備えたフィルムです。丸めたり折り曲げたりできるフレキシブルディスプレイ向けに活用できます。

昨今注目を集めているフレキシブルディスプレイはその性質上、材料を従来の硬いガラスから柔軟なフィルムへと置き換えることが求められます。当社が開発したフィルムは、既にPETフィルムベースのバリアフィルムとして業界最高水準の性能を実現しており、今後もユーザー各社への積極提案を行っていきます。

物質の温度差を電気として有効に活用
コストも抑える「熱電変換シート」

物質の温度差から電圧が生じる物理現象「ゼーベック効果」を用いて、熱を電力に変換するシートです。例えば蒸気用の配管や自動車のボンネットの裏など、シートの表と裏で温度差が発生する場所に貼ると発電する仕組みです。

既存の熱電変換装置は、セラミックの間にブロック状の熱電変換材料を挟み込んだものが主流ですが、コストが高いという課題がありました。当社の開発品は、シート状のためフレキシブル性が高く、また既存品よりもコストを抑制することが可能です。

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