高透明タイプの日射調整フィルム新製品を発売
2社の技術を融合し、優れた日射調整効果と高い電波透過性を実現窓ガラスに貼ることで、さまざまな効果を発揮する建物用ウインドーフィルムを全国展開しているリンテックは、高透明性を維持しつつ、優れた日射調整効果を実現する新製品を富士フイルム(株)と共同で開発。「ウインコス」ヒートカットHCN-75Fとして、5月1日に全国発売することにしました。
空調効率を向上させ、省エネルギー対策に寄与する高透明タイプの日射調整フィルム
窓ガラス全面に貼ることで、地震などによるガラス破損時の破片の飛散防止対策効果や、紫外線カット効果、日射調整効果などを発揮する建物用ウインドーフィルム。中でも、室内の明るさを保ちつつ空調効率を向上させ、節電・省エネルギー対策に寄与する高透明タイプの日射調整フィルムとしては、独自の近赤外線遮へいコート加工による汎用性の高い日射吸収タイプと、スパッタリング加工によって薄い金属膜を形成した高性能な反射タイプの2シリーズを全国展開しています。
今回、建物用ウインドーフィルム「ウインコス」の新アイテムとして、富士フイルムの特殊加工技術と当社の近赤外線カット処方を組み合わせることで、従来品とは全く異なる日射調整フィルムを開発。「ウインコス」ヒートカットHCN-75Fとして、5月1日に全国発売することにしました。
日射調整効果と高い電波透過性を兼ね備えた高性能な建物用ウインドーフィルム
ヒートカットHCN-75Fは、銀ナノ平板粒子と呼ばれる特殊な粒子を均一にコーティングして、近赤外線反射層を形成する富士フイルムの技術と、当社独自の近赤外線カット処方を組み合わせることにより実現した高性能な建物用ウインドーフィルム。従来の反射タイプに近い優れた日射調整効果に加え、高い電波透過性を兼ね備え、フィルムの金属膜による電波障害などがありません。
もちろん従来品と同様、ガラス飛散防止対策効果にも優れ、紫外線も99%以上カットします。当社では、今後さらに節電・省エネルギー対策のニーズに対応する、新たな製品開発に注力していく考えです。
製品概要
特徴
- 日射調整効果
富士フイルムの特殊加工技術と当社の近赤外線カット処方を組み合わせることで、反射タイプに近い優れた日射調整効果を実現。室内の明るさを保ちつつ空調効率を向上させ、節電・省エネルギー対策に寄与します。
- 透明性
明るさの源となる可視光線透過率が74%と高い透明性を実現。カーテンやブラインドなどとは異なり、室内の明るさや景観を確保することが可能です。
- 紫外線カット効果/飛散防止対策効果
人体に有害な紫外線を99%以上カット。ガラス破損時の破片の飛散・落下を防止する効果も発揮します。
- 電波透過性
高い電波透過性を実現し、フィルムの金属膜による電波障害などがありません。
光学特性
品番 | フィルム | 可視光線 | 紫外線 (%) | 日射 | 遮へい | 熱貫流率(W/m2K) | 日射熱 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
透過率(%) | 反射率(%) | 透過率(%) | 反射率(%) | 吸収率(%) | ||||||
ヒートカット | 104 | 74 | 10 | <1 | 47 | 13 | 40 | 0.68 | 5.8 | 0.60 |
3mmフロート | - | 90 | 8 | 74 | 86 | 8 | 6 | 1.00 | 6.0 | 0.88 |
(注)太陽光線の波長領域 紫外線:300~380nm、可視光線:380~780nm、日射:300~2,500nm
(注)データの数値はJIS A 5759の方法に基づき、3mmフロートガラス貼付で測定
(注)データの数値については実測値であり、保証値ではありません
標準施工価格
16,800円/m2(税込)
販売開始日
2012年5月1日
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