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用水使用量の削減と排水対策

循環型社会の実現に向け、廃棄物削減に取り組むとともに、節水と回収水の再利用、排水基準の遵守、排水水質にも十分に注意を払っています。

用水使用量と排出量の削減

リンテックにおける2017年度の用水使用量は8,263千㎥でした。このうち約89%を製紙部門がある熊谷工場と三島工場で使用しています。2017年度は原単位で47.5㎥/tとなり、目標の対前年度1.0%削減は達成できませんでした。
2018年度は原単位比で対前年度1.0%削減を目指しています。目標の達成に向け、各工程における用水使用量の削減および漏水対策に継続して取り組んでいきます。

  • 集計時はt/tを使用しているが、本レポートでは㎥/tに変換して報告。
用水使用から排水までの工程

用水は水源別に集計しています。
水道水 434千t、工業用水 4104千t、地下水 3725千t

使用した基準、方法、前提条件

水道水、地下水、工業用水は測定数値

用水使用から排水までの行程
用水使用量(熊谷工場・三島工場)
用水使用量(熊谷工場・三島工場)
処理排水量(熊谷工場・三島工場)*
処理排水量(熊谷工場・三島工場)
  • 熊谷工場と三島工場に設置されている排水処理設備の流量計合計値。

排水量削減

熊谷工場の排水処理設備

熊谷工場の排水処理設備

リンテックにおける2017年度の排水量は8,263千㎥/年でした。その約89%が熊谷工場と三島工場からの排水となっています。漏水の低減、製紙工程における工程使用水の再利用などにより、用水使用量と排水量の削減に努めています。今後も継続して排水量の削減活動を継続していきます。

2017年度 排水水質
熊谷工場
項目 排水基準 実績
最大値 平均値
pH 5.8~8.6 6.6~7.51 7.06
濃度規制 SS*1(mg/ℓ) 60(50)以下 33.4 11.28
BOD*2(mg/ℓ) 20以下 20 8.13
COD*3(mg/ℓ) - 42.3 21.41
総量規制 COD(t/日) 0.858以下 0.218 0.127
窒素(t/日) 0.4068以下 0.173 0.029
リン(t/日) 0.0418以下 0.0083 0.0019
  • ※1 BODにおいて、工場の自主基準(熊谷市との協定値)の20mg/ℓを超えたデータがありましたが、埼玉県の上乗せ規制値は超えておりません。自主基準超過時には熊谷市に報告し対処しました。
三島工場
項目 排水基準 実績
最大値 平均値
pH 5.8~8.6 5.9~7.9 6.6
濃度規制 SS(mg/ℓ) 80(60)以下 51 3
COD(mg/ℓ) 90(65)以下 78 20
総量規制 COD(t/日) 0.9431以下 0.4939 0.2076
窒素(t/日) 0.3961以下 0.2390 0.0405
リン(t/日) 0.0405以下 0.0029 0.0006
  • ※1 排水基準の( )内は日間平均値。各工場の規制は以下によります。
    〈熊谷工場〉BODについては熊谷市との協定値を、pH、SS、COD(総量規制)、窒素、リンについては埼玉県の生活環境保全条例、告示に基づく規制値を示しています。
    〈三島工場〉pH、SS、COD(濃度規制)は水質汚濁防止法に、COD(総量規制)、窒素、リンは愛媛県の告示に基づく規制値を示しています。
  • ※2 実績の最大値の欄:pHについては最小値~最大値を、総量規制については総量を掲載しています。
  • *1SS:Suspended Solid(浮遊物質)の略称。水中に懸濁し、水の濁りの原因となる物質。
  • *2BOD:Biochemical Oxygen Demand(生物化学的酸素要求量)の略称。微生物が水中の有機物を分解する時に消費する酸素量。
  • *3COD:Chemical Oxygen Demand(化学的酸素要求量)の略称。水中の被酸化性物質を酸化するために必要な酸素量。
刈谷 剛

三島工場
環境課 課長
藤井 陽司

白水を回収・再利用し、用水使用量を削減

三島工場は大量の水を使用する製紙部門を保有しているため、以前より用水使用量の削減に取り組んできました。例えば、抄紙工 程において、原料と混ざった水は白水となります。この白水を回収・再利用することで、大幅な用水使用量の削減を実現しています。同時に、白水に含まれる原料も利用することで廃棄物の削減にもつながります。これからも各部門の協力を得ながら、さらなる用水使用量および廃棄物の削減に努めていきます。