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用水使用量の削減と排水対策

循環型社会の実現に向け、廃棄物削減に取り組むとともに、節水と回収水の再利用、排水基準の遵守、排水水質にも十分に注意を払っています。

用水使用量と節水対策

リンテックにおける2016年度の用水使用量は6,388千tでした。このうち約94%を製紙部門がある熊谷工場と三島工場で使用しています。用水原単位(紙生産量当たり)は、前年度51.4t/tに対して2016年度は47.9t/tとなり、6.8%改善しました。
2017年度は原単位で対前年度1.0%削減を目指しています。目標の達成に向け、各工程における用水使用量の削減に取り組むほか、漏水対策も継続して実施していきます。

用水使用から排水までの工程
用水使用から排水までの行程
用水使用量(熊谷工場・三島工場)
用水使用量(熊谷工場・三島工場)
処理排水量(熊谷工場・三島工場)*
処理排水量(熊谷工場・三島工場)
  • 熊谷工場と三島工場に設置されている排水処理設備の流量計合計値。

排水量削減

三島工場の排水処理設備

三島工場の排水処理設備

リンテックにおける2016年度の排水量は6,281千t/年でした。その約95%が熊谷工場と三島工場からの排水となっています。漏水の低減、製紙工程における工程使用水の再利用などにより、用水使用量と排水量の削減に努めています。今後も継続して排水量の削減活動を継続していきます。

2016年度 排水水質
熊谷工場
項目 排水基準 実績
最大値 平均値
pH 5.8~8.6 6.54~7.6 7.15
濃度規制 SS*1(mg/ℓ) 60(50)以下 28.1 10.59
BOD*2(mg/ℓ) 20以下 21 9.73
COD*3(mg/ℓ) - 34.7 20.58
総量規制 COD(t/日) 0.858以下 0.243 0.136
窒素(t/日) 0.4068以下 0.295 0.034
リン(t/日) 0.0418以下 0.0041 0.0026
  • ※1 BODにおいて、工場の自主基準(熊谷市との協定値)の20mg/ℓを超えたデータがありましたが、埼玉県の上乗せ規制値は超えておりません。自主基準超過時には熊谷市に報告し対処しました。
三島工場
項目 排水基準 実績
最大値 平均値
pH 5.8~8.6 5.9~8.2 6.7
濃度規制 SS(mg/ℓ) 80(60)以下 49 4
COD(mg/ℓ) 90(65)以下 71 21
総量規制 COD(t/日) 0.9431以下 0.4653 0.2166
窒素(t/日) 0.3961以下 0.2316 0.0401
リン(t/日) 0.0405以下 0.0024 0.0005
  • ※1 排水基準の( )内は日間平均値。各工場の規制は以下によります。
    〈熊谷工場〉BODについては熊谷市との協定値を、pH、SS、COD(総量規制)、窒素、リンについては埼玉県の生活環境保全条例、告示に基づく規制値を示しています。
    〈三島工場〉pH、SS、COD(濃度規制)は水質汚濁防止法に、COD(総量規制)、窒素、リンは愛媛県の告示に基づく規制値を示しています。
  • ※2 実績の最大値の欄:pHについては最小値~最大値を、総量規制については総量を掲載しています。
  • *1SS:Suspended Solid(浮遊物質)の略称。水中に懸濁し、水の濁りの原因となる物質。
  • *2BOD:Biochemical Oxygen Demand(生物化学的酸素要求量)の略称。微生物が水中の有機物を分解する時に消費する酸素量。
  • *3COD:Chemical Oxygen Demand(化学的酸素要求量)の略称。水中の被酸化性物質を酸化するために必要な酸素量。
刈谷 剛

熊谷工場
環境課 課長代理
刈谷 剛

漏水対策、使用水の再利用を徹底

熊谷工場は製紙部門を保有しています。製紙部門では大量の水を使用するために、以前より用水原単位の低減に努めてきました。さまざまな対策の中でも、漏水対策、使用水の再利用などが特に効果的であることを確認し、これらの取り組みを徹底しています。また、回収水をパルプの仕込みに利用する取り組みも成果をあげており、製紙工程を工夫し、連続して回収できるように努めています。今後も継続して用水使用量の削減に努めていきます。