研究開発の中核機能を担う
「研究所」

約200 人の研究員を擁するリンテックの研究所は、最新鋭の分析機器に加え、大型テスト塗工設備やクリーンルーム設備も完備しており、研究開発における中核拠点となっています。
日々お客様から寄せられるニーズにスピーディーに対応するための製品開発を行う「製品研究部」と、将来の成長を牽引する新規技術の確立に向けた研究開発を行う「新素材研究部」の二つの部門の下に各研究室を組織し、それぞれの目的に特化した研究開発を推進しています。
また、主に材料開発を担う各研究室に加え、各種塗工剤の配合、塗工、乾燥などといった生産工程における個々の単位操作技術の探求を担う部署として、製品研究部内に「プロセス開発室」を置いています。ここでは開発品の量産化や生産効率の向上、品質の安定化、さらには最終製品の物性制御までを見据えた研究を行っています。

四つの基盤技術と
“マーケット対話型”の研究開発

リンテックでは、「粘着応用技術」「表面改質技術」「システム化技術」「特殊紙・剥離材製造技術」という四つの独自の基盤技術を高次元で融合することによって、お客様のニーズに応える数多くの製品を生み出しています。また、研究員が営業とともにお客様の元に足を運び、研究員ならではの視点と情報収集力でニーズを的確に把握する“マーケット対話型”の研究開発を推進しており、開発から製品化までの各プロセスにおいて研究、生産、営業が三位一体となって取り組むことで、お客様のニーズに迅速かつきめ細かに対応しています。

“知の創造空間”をコンセプト
にした「先端技術棟」

当社では2015年、従来の研究棟の近隣地に「先端技術棟」を完成させました。“知の創造空間”をコンセプトに設計された同棟には、執務室や実験室のほかに“ノード”と呼ばれるコミュニケーションスペースを各所に配置しており、研究員同士が活発に意見交換できる環境となっています。
また、工場の量産設備に近い規模の大型のテスト用粘着塗工設備やシリコーン塗工設備、透過型電子顕微鏡などの各種分析・解析装置を導入しており、工場での試作の前に量産プロセスの検証を行うことができます。これらの分析・解析装置を活用し、研究の初期段階から量産プロセスの確立を視野に入れて材料開発を進めていく“ワンストップ開発”を推進。新製品開発・市場投入のスピードアップを図っています。

  • さまざまな装置を備えた実験室

  • 研究員のコミュニケーションの場“ノード”

  • 大型のテスト用粘着塗工設備

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