"貼る"ことで街にメディアを生み出す。

サインとはいわゆる看板のこと。広告宣伝や注意喚起などの情報伝達を目的として使用されます。リンテックのシート技術はこの分野でも活躍しています。街にあふれるサインに隠された、リンテックのワザをご紹介します。

屋外看板・標識の変遷

街の至る所で目にする看板や標識。かつては、ペンキなどで塗装するのが主流でした。しかし、これではデザイン表現に制約があり、完成するまでに時間も掛かります。そこで現在は、「マーキングフィルム」と呼ばれる耐久性粘着フィルムを使用するのが一般的になっています。カラーマーキングフィルムを文字やマークの形にカッティングし、貼付する方法。あるいは白や透明の専用フィルムに大判デジタルプリンタで出力し、出力面の保護や裏面の補強のためラミネート加工を施して貼付する方法。こうした、いわゆる“貼るペイント”としてリンテックの粘着製品は活躍しています。

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街を彩る看板に
隠されたワザの数々

マーキングフィルムは、用途や使用される環境・期間、貼られる対象物の材質などによって要求性能が異なります。特に広告用のフィルムには、プリンタで鮮やかに色を再現できる出力適性が必須です。また屋外で使用される場合には、強い太陽光や風雨などの自然条件下でも退色・変色することなく、粘着剤が劣化して剥がれたりすることもない優れた耐候性が求められます。長期間使用する場合は強い粘着力、短期間で剥がす必要のあるキャンペーン広告などの場合には、適度の耐久性を保持しつつ比較的弱い粘着力のフィルムが求められます。

性格いろいろ粘着3兄弟

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ラッピング電車も
ペリッと着せ替え

最近、頻繁に見掛けるようになった、車両全体に広告を施したラッピング電車。このラッピング広告には、掲載期間中はしっかり貼れて、使用後にはのり残りなくきれいに剥がせる再剥離タイプの粘着フィルムが使われています。リンテックは、粘着製品の設計段階においてその粘着力を自在にコントロールする技術を持っています。まさにお人形の洋服を着せ替えるように、電車やバスも簡単に着せ替えることができるのです。

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一晩で変わる看板、
その秘密とは

銀行の合併などの際に、一晩にして全国一斉に切り変わる看板。なぜそんなことができるのでしょうか。実はこの看板には、粘着フィルムの利便性が大いに生かされています。あらかじめ新社名をプリントした、剥がれにくい強粘着タイプの粘着フィルムを貼り、その上に旧社名をプリントした、剥がしやすい再剥離タイプの粘着フィルムを貼っておきます。必要なタイミングで上のフィルムを剥がすだけで、簡単に看板の社名表記を変更できるのです。

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柱や床面を広告掲載・
案内標示のスペースに

リンテックのマーキング技術は、駅構内やショッピングセンターにある柱巻き広告、駅ホームの案内標示、注意サインなどさまざまな場所で活躍しています。

【柱巻き広告】
出力用シートの裏面をコシのある厚手のマウントシートで補強し、巻きつけて施工します。見る人からの距離が近いこのようなシチュエーションでは、広告ビジュアルなどの高精細な再現性や意匠性も重要となります。

【フロアマーキング】
床面に施工する場合は特に、耐摩耗性や滑りにくさなどの安全性が求められます。また、アスファルト面などに施工する場合には、凹凸面への追従性も重要です。

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