暮らしの課題に“ピタリ”と応える。

粘着素材の総合メーカーであるリンテックが、半世紀以上にもわたって追究し続けてきたシール・ラベル用粘着紙・粘着フィルム。身近なシーンで活躍している粘着素材の意外な実力をご紹介します。

シール・ラベルの
歴史は
古代エジプト時代から

シール・ラベルの歴史は古く、世界で初めて使われたのは古代エジプト時代と言われています。紙の原型とされる「パピルス」をリボン状にしたものの裏側に粘土をつけて、署名の代わりに文書や証書に貼られていたそうです。日本のシールの起源は大正元年、イギリス皇室からの贈り物に貼られていた菊のご紋章のシールと全く同じ物をつくるようにと宮内省(現在の宮内庁)から注文があったことが契機とされています。

リンテックは1960年代からシール・ラベル用粘着素材の製造に携わり、そのリーディングカンパニーとして、今日まで業界をリードし続けてきました。

※参考:全日本シール印刷協同組合連合会ホームページ

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1枚のラベルに
1枚上のノウハウ

一見すると1枚に思える薄いラベルですが、基本的にラベル素材は、表面基材と粘着剤、剥離紙・剥離フィルムという3層で構成されています。また、必要に応じて、ラミネートフィルムを表面基材の上に貼る場合もあります。

リンテックはこれらの各層を自在に組み合わせることで、厳しい環境下でもその役目をしっかりと果たせる付加価値の高いラベル素材を開発・提供しています。

ラベルの基本構造

  • ・ラミネートフィルム…印刷面を保護し、光沢感やマット(つや消し)感を付与します。
  • ・表面基材…大きく紙かフィルムに分けられ、耐熱性や耐水性などの要求性能に応じて最適なものが選定されます。
  • ・粘着剤…貼られるものの材質や表面形状、貼っておく期間などに応じて、実にさまざまな処方のものが使われます。
  • ・剥離紙・剥離フィルム…台紙として粘着剤面を保護するものです。
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ラベルのワザは
実に多彩

例えば、家電製品や自動車などに貼られている警告・銘板ラベル。簡単に剥がれないことはもちろん、使用環境や用途によっては、耐熱性や耐水性などが求められます。また、生鮮食品に貼られる生産者表示ラベルには、製造年月日や内容表示などの印字適性が重要です。さらに、医療・医薬品向けには、高精細な印字適性に加えて、耐薬品性もクリアしなければなりません。

最近では、インターネット通販が普及していますが、その荷物に貼られる宅配用の宛名ラベルや配送伝票としてもリンテックの粘着素材が使われています。配送中に剥がれない貼付適性や印字適性、こすれても印字がかすれない耐擦過性、さらには捺印適性などが求められます。リンテックはラベルを“素材”から見詰めることで、どんな環境でもラベル本来の目的・用途が達成できるよう、目には見えないところまでも進化させています。

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剥がした際の
ベタベタを払拭!
「アイキャッチラベル」の進化

店頭で商品を目立たせることなどを目的に、シャンプーボトルやペットボトル飲料などに貼られているアイキャッチラベル。このラベルには、店頭ではきちんと貼られていて、お客様が実際に商品を使用するときには、ラベルを剥がした際のベタベタ(のり残り)が少なく、きれいに剥がせる性能が求められます。

リンテックでは、この要求性能を実現する強粘再剥離タイプの新規粘着剤を開発。“高い粘着力”と“剥がしやすい”という真逆の要求性能を実現しました。そう言われてみると、以前に比べてアイキャッチラベルが剥がしやすくなっているような気がしませんか?そのちょっとした変化に、リンテックのシート技術が貢献しています。

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そもそもコラム

「シール」という語は、もともと「印」を意味し、印鑑や紋章、封印紙などを指す言葉でした。今ではワンポイントのアクセントとして楽しく使えるキャラクターシールや、封書を出すときに貼る封印用のシールなどを総称して使われます。

「ラベル」という語には本来、つり下げ形状の荷札や貼り紙の意味があることから転じて、郵便用の宛名ラベル、商品パッケージに貼られる表示ラベルなどを指して使われます。どちらかと言うと、“情報を伝える”という明確な目的を持って貼られるものを「ラベル」と呼びます。

「ステッカー」はラベルと似ていますが、ピンで固定された表示物や掲示物というのがもともとの意味で、のり付きのポスターや電車のステッカー広告などを指します。

実際にはあまり厳密な区分けをせずに、幅広く「のりがついた紙やフィルム」のことを指して使われるこれらの言葉ですが、本来の意味をたどるとこのような違いがあるようです。