持続可能な社会の実現に向けて
この一枚と未来へ進む

3月の広告に掲載している「ちはやぶる 神代(かみよ)もきかず この一枚 続く未来の (さち)つくるとは」という和歌風のキャッチコピーには、「太古の神々の時代にも聞かなかったこの一枚が、これからの未来の幸せをつくっていくのだな」という意味を込めています。今年度の新聞広告シリーズでは、当社が展開している環境に配慮した製品や安心・安全な暮らしに貢献する製品を“リンテック流 十二人一首”と題して、和歌風のキャッチコピーを使って全12回にわたり紹介してきました。私たちは粘着製品や特殊紙などのさまざまなシート状の素材をベースに、これまでにない新たな価値を探究し続けることで、長期ビジョンに掲げる持続可能な社会の実現に貢献していきます。

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広告を監修した宮崎大学永吉准教授からのメッセージ

今回「リンテック流十二人一首」の広告の仕事に携わり、リンテックの取り組みを知る中で何より心に響いたのはSDGsが開発コンセプトの中心にあることでした。私は学生時代から一貫して古典文学の世界にいます。ですので、SDGsの取り組みが世界的に広がっても、自分のフィールドからできることは何もないとどこか他人事のように感じていました。しかし今回、自分の専門としていたことが、リンテックの、地球環境を想いながら開発に取り組むという姿勢に貢献できて、自分も遅ればせながらSDGsに参加できたと、とても嬉しく思います。「自分にもできることはある」。こんな簡単なことに気づかせていただいたリンテックには感謝しています。

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和歌講座

百人一首って?

百人の歌人の和歌を一首ずつ集めたものです。藤原定家の「小倉百人一首」が最もよく知られています。江戸時代以降、歌がるたとして広く浸透し、古典和歌の普及に役立ちました。
ちなみに広告に掲載している和歌風のキャッチコピーは、百人一首に収録されている歌を参考にしてつくっています。

参考にした和歌は?

3月は「ちはやぶる 神代もきかず (たつ)田川(たがわ) からくれな()に 水くくるとは」という和歌から発想しています。この歌の作者は「伊勢物語」の主人公のモデルとされている在原業平です。川の水面に紅葉が流れる様子を表現した色彩感のあふれる一首となっています。