環境報告社会性報告ガバナンス報告将来の新たなお客様のためにモリンガを栽培する お客様が求めているものを徹底的に探究し、独自の発想と創造で誠心誠意応える栽 培加 工利 用新機能性材料展2025で紹介した特設サイトMoringa from LINTEC2950m×8畝の畑を耕作最大高さ約4mまで生長耕作時に出てきた大量の石順調に発芽し生育従業員がつくったモリンガカレー&サラダ収穫に集まったメンバー 龍野工場では、2021年から場内遊休地を利用し農産物栽培を始め3年でイチゴの安定生産を確立、近隣へ配り美味しいとの声をいただけるようになりました。継続して栽培するため、地域貢献だけではなく売上を確保しようと悪戦苦闘していた時にモリンガの話が持ち上がったものの、見たことも聞いたこともなく当初は栽培できるとは思えませんでした。 その後、事業開発室を通じて栽培実績のあるNPOから情報を得て、2024年春に露地栽培を開始、秋には最大約4mに育ったモリンガを約1,000本収穫できました。 収穫したモリンガは、事業開発室の協力で葉を乾燥・パウダー化してクッキーやキャンディに混ぜ込みました。これらは事業開発室が出展した新機能性材料展2025でノベルティーとして配り「抹茶のようで食べやすい」などの反響をいただき、従業員からは「パウダーをヨーグルトやカレーに入れても美味しい」との声もあがりました。 自分たちの育てたモリンガのノベルティーが喜ばれたことを知り、耕作の際に大量の石を取り除いた作業など収穫までに掛かった苦労が報われました。また、モリンガの持つ可能性と具体的な用途を理解するにつれて、会社や自分たちのためだけでなく「将来の新たなお客様のために」という気持ちが高まっていきました。2025年は土壌や肥料を種々試してノウハウを蓄積し、安定して栽培・収穫するスキルを磨いていきます。 これは当社が大切にしている姿勢であり、お客様をはじめステークホルダーの皆様の期待に応えるためのアプローチです。モリンガの栽培・活用、またその効果はまだまだ不明瞭なことが多く、試行錯誤を繰り返しています。これからもモリンガに秘められた可能性を徹底的に追究し、当社独自の価値をつくり出して、社会課題の解決やサステナブルな社会の実現に貢献したいと考えています。龍野工場【栽培推進メンバー】 上田上席調査役/藤田調査役/水川調査役/清水課長/中安課長美容栄養・健康水の浄化CO2の吸収スーパーフード働く場所・仕事の創出
元のページ ../index.html#31