サステナビリティレポート2024
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執行役員サステナビリティ推進室長星 優07 私は、当社グループの全従業員がすべての原動力であり、会社の力を生み出すエンジンだと考えています。仕事は⼤変なこともありますが、従業員自身が「リンテックで良かった」と思っていなければ、私たちを支えてくださるほかのステークホルダーの皆様にも「リンテックが良い」と言ってはもらえません。 前中計の業績についてはさまざまな要因もあり厳しい結果となりましたが、そのような経営環境の中でも従業員一人ひとりが各施策に懸命に取り組んでくれました。「LSV 2030-Stage 2」ではこれまでの取り組みが加速し、良い数字に反映されると信じています。 会社が成長するためには営業利益額を伸長させ、営業利益率とROE*をさらに向上させる必要があります。お客様に対しては必要な場面でしっかりと次世代に向けた提案を行い、サプライヤーの皆様と新陳代謝を高め、リンテックを支えてくれるステークホルダーの皆様とともにサステナブルな企業でありたいと考えています。* ROE : Return On Equityの略語。自己資本利益率。 トップメッセージに込められた思いや考えは長期ビジョン「LSV 2030」の実現になくてはならないものです。グループ全従業員がこの考えや方針にベクトルを合わせ、個々の力を一つに結集することにより、強力な推進力が生み出されます。100%の推進力を発揮するためには、グループ全従業員がビジョンや目標「LSV 2030–Stage 2」の施策は「何のためにあるのか」「自分は何をするべきか」をそれぞれの立場でしっかり考え、重要課題や全社・部署の取り組みを「自分事」化して実行していかなければなりません。さらにイノベーションを起こし、それぞれの力を100%以上にするための強い味方は「社長が従業員の最強のサポーターである」ということです。ビジョンの実現を確実なものにするためトップの意志を全従業員に伝えて浸透させるとともに、全従業員に「自ら動く」という意識を持ってもらうことがサステナビリティ推進室の重要な使命です。 また、当社グループを取り巻く外部環境は近年⼤きく変化しており、その変化は広く、高く、深く、速くなっています。さらにマテリアリティで設定したサステナビリティ課題は未財務の課題として独立したものではなく、経営戦略と有機的に結びつき企業の持続的成長に寄与するということを示す「ストーリー」の重要性も増しています。 これらの変化や要求を的確に捉え、サステナビリティ委員会をはじめとする社内各組織への新たな提案や施策立案により活動を推進すること。そして当社グループの戦略や活動の実績を社内外に適時・適切に開示し、ステークホルダーとの対話などを通じてパフォーマンスを高めていくことが当室のもう一つの使命です。 これからも従業員の最強のサポーターであるトップの意志を伝え、全従業員が自ら考えて動く土壌をつくる。そこで実行すべき新たな考え方や取り組みを推進し、長期ビジョンを実現するという二つの使命を力強く実行していきます。ステークホルダーの皆様と明るい未来へ突き進む全てのステークホルダーにとって「良きリンテック」であるためにトップメッセージを受けてDialogue

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