サステナビリティレポート2024
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* ホワイト物流推進運動:トラック運転者不足が深刻になっていることに対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に役立つことを目的とした運動。■ エネルギー使用に係る原単位(計画値) ■ 同(実績値)  ● CO2排出量エネルギー使用に係る原単位CO排出量 お客様の協力を得て当日出荷分の受注時間を早めることにより、トラック運転者の労働時間制限に対応しています。 2024年問題への対応とホワイト物流推進運動*に関連し、以下に取り組んでいます。これからもお客様をはじめ関係者の協力を得て、物流構造の改革を継続していきます。▼ CO2排出量とエネルギー使用に係る原単位▼ 社内共同輸送の例Qこれまでの取り組みについて、お客様をはじめ、関係者のフィードバックを教えてくださいQCO2排出量削減から始まった物流における取り組みは、トラック運転者不足や働き方改革などの外部環286420 1. 輸送運賃の改定 2. 出荷および荷受け時間の調整 3. 社内共同輸送 0.0450.0430.0410.0390.0370.03520222023(年度)二段積み1210デッキラック201920202021トラック運転者の「働き方改革」を考慮して、運賃を改定しました。複数工場の製品を1台にまとめて輸送することで、積載効率を上げていきます。(千t-CO2)岡山ルートで陸送三島工場関東方面小松島工場0.04110.04110.04130.04030.04030.040710.410.69.80.03990.03950.03820.03839.68.721より環境負荷の低い物流を目指した取り組み トラック輸送におけるCO2排出量削減のため、積載効率の改善に取り組みました。同一製品の⼤量輸送は二段積み、いくつかの製品の混載輸送はデッキラックを導入し、配車数を減らしつつ従来と同じ品質で輸送できることを確認し、その利用区間を増やしています。物流におけるCO2排出量削減の状況 当社では、物流におけるエネルギー使用に係る原単位の年1%削減を目標に活動し、過去5年平均で年1.74%削減しました。一方、従来の取り組みだけではCO2排出量の削減は限定的で、さらなる取り組みを必要としています。 (右グラフ) 今後もエネルギー使用に係る原単位を年1%削減する取り組みを確実に実施しながら、新たな知見・技術を取り入れ、物流におけるCO2排出量削減を進めていきます。 物流構造を改革しCO2排出量削減を目指す取り組みを積み重ねてきたことで、働き方改革関連法の改正によるトラック運転者不足も軽減・回避できていると考えています。 二段積みやデッキラックへの切り替えに協力いただいたお客様や運送会社様からは「積載効率が上がったことで配車数を削減でき、トラック運転者の負担軽減につながった」「二段積みで荷積み・荷降ろしと入出庫作業の効率を改善できた」などの声を頂戴しています。境変化を取り込んで拡大しています。これからの展望を教えてください

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