Q 製造時に有機溶剤を使わない無溶剤型剝離紙の開発を主に担当しています。環境配慮が求められる中、無溶剤化は最重要テーマの一つであり、高い要求品質を満たす新処方の確立に注力しています。また、車載用タッチパネルなどに使用される特殊粘着製品向けの剝離フィルムの開発も行っています。Q 現在は時短勤務制度を利用しており、有給休暇も取りやすく、私のような共働き家庭でも働きやすい環境だと思います。上長には業務の進捗を気にかけていただき、保育園からの呼び出しがあれば同僚にサポートしてもらうなど、周囲の協力に感謝しています。制度や職場の理解のおかげで好きな研究職を続けることができ、とてもありがたいです。今後のさらなる制度の充実にも期待しています。8フ ロ ン トラ イ ン̶ 最前線 ̶ 研究所 製品研究部剝離材料研究室 ななみ 七海かわむら河村 2016年に入社し、研究所に配属。シール・ラベル用粘着製品に使用される剝離紙や光学ディスプレイ関連粘着製品向けの剝離フィルムなどの開発に従事。無溶剤型剝離紙当社では環境負荷の低減に向けて、無溶剤型剝離紙の開発・製造・販売を強化しています。現在、生産量ベースで約65%の剝離紙を無溶剤化しており、2030年までに無溶剤化率100%を目指しています。新たな成長に向けて活躍する社員を紹介 各現場の最前線で活躍中の社員を紹介する当コーナー。今回は、粘着製品に使用される剝離紙・剝離フィルムの開発に携わる研究員をご紹介します。現在の仕事について教えてください。育児中とのことですが、仕事と家庭の両立は大変ではないですか。新たに取り組みたいことや将来の目標を教えてください。新たに取り組み時 時短勤務では限られた時間の中で、効率良く成果を出していかなければなりません。例えば、ある物性を発現する配合を求めるためにさまればざまな材料や分量の組み合わせを試すのではなく、統計学を活用するこざまとで、より少ない実験から最適解を導き出す手法を自分なりに習得したとでいと考えています。また剝離材料の追究に加え、粘着剤の知識も身についとけて粘着製品をトータルに設計できる人材を目指していきたいですね。けてQQ
元のページ ../index.html#8