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Q現在の仕事について教えてください。営業スタッフと共にお客様の元へ足を運んでニーズを伺い、それを研究員と共有して新製品開発や既存品の改良につなげる、いわば“橋渡し”の役割を担っています。現在は改ざん防止用ラベル素材や抗菌・抗ウイルス性を付与したラミネートフィルムを担当していますが、お客様の反応がすぐに分かるのは研究所にいた頃との大きな違いですね。Q研究所での経験は今の仕事にどのように生かされていますか。製品の開発・改良に当たっては、研究員とのスピーディーな連携が欠かせません。私は当室に配属になる前の9年間は研究所にいましたので、幸い誰がどんな研究をしているのかよく分かっており、案件に合わせてその分野に詳しい研究員にすぐに相談することができます。また、研究所の設備や試験方法などに関する知見がお客様への最適な提案につながることもあり、当時の経験が非常に役立っていると思います。Q 今後の抱負を聞かせてください。研究所では担当製品に関する高い専門性が求められましたが、今は知識の幅も求められます。今後は製品知識をさらに増やしてお客様のさまざまなご要望にお応えしていきたいと思います。また、当室の役割の一つである海外材料の探索にも注力し、それらを活用することで今まで以上にグローバル市場で展開できる新製品の開発に挑戦したいと考えています。—最前線—技術・開発室企画開発グループ大おおはた畠健けんじ二2009年入社。研究所の粘着材料研究室や素材設計研究室を経て、2018年に事業統括本部の技術・開発室へ配属。主にシール・ラベル用粘着製品の開発・拡販に従事。8改ざん防止用ラベル素材剝がそうとするとその痕跡が残るようにつくられたラベル素材。貼られていた対象物に「開封済」などの文字が浮き出るタイプや、表面基材が破れてしまうタイプなどがあります。新たな成長に向けて活躍する社員を紹介各現場の最前線で活躍中の社員を紹介する当コーナー。今回は豊富な技術の知識を持って、営業に近い立場から新製品開発に携わる技術・開発室のスタッフをご紹介します。RONT LラインFフロントINE

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