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リサイクルなどを考慮した粘・接着シート —— 高周波誘電加熱接着シートなど高周波を当てると溶融し、ステンレスと樹脂など異種材料を接合することができる接着シートの提案を進めています。従来の液状接着剤と同等の接着強度がありながら作業時間を短縮でき、高周波を再度当てれば接合物を容易に解体してリサイクルすることが可能です。自動車や建材、アパレル分野など幅広い用途での展開を目指しています。そのほか、電気を通すことで粘着力が大幅に低下する特殊粘着シートも開発。電子機器や自動車関連の部材を接合する用途での採用が期待され、金属やプラスチック部材のリサイクルやリユース（再利用）の促進に貢献します。 熱の特性を利用したシート部材 —— 高透明フィルムヒーターなど電気を通すと発熱するフィルムヒータ−の開発にも注力しています。当社独自の配線技術・シート技術を駆使して高い透明性と伸縮性を実現し、自動車や通信設備のセンサー部分をはじめ、信号機・標識などへの着雪・着氷を防止する材料として提案しています。そのほか、工場の排熱などを電気エネルギーに変換できる薄型熱電発電シートや、電気を流すと熱を吸収・放出するペルチェ効果を利用した薄型軽量冷却シートなどの開発も進めています。    既存の技術領域を超える製品開発を推進　当社では、営業の統括拠点である事業統括本部内に設けた事業開発室と研究開発本部を中心に、これまでの技術領域にはない分野の製品開発を推進しています。新たな事業の柱となる製品の創出に向けて、さまざまな開発品の早期実用化を目指しています。スペシャルレポート電気を通すと簡単に剝がすことができる粘着シート自動車のセンサー部分などへの使用を想定するフィルムヒーター高周波により接着シートが溶融し、異種材料を接合高周波誘電加熱接着シート被着体拡大高周波＋加圧6