WAVE79
7/24

今期(2021年3月期)の業績見通しはどうですか。Q米中貿易摩擦の長期化に加え、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による経済活動への影響、それらに関わる数多くのリスクが存在することなどから、これまでに増して先行き不確実性が高まっています。今期の業績見通しにつき「LIP-2019」の結果を受けて、今後の経営方針を教えてください。Q本来であれば、4月から新たな中期経営計画を開始するタイミングでしたが、これまでのように既存の事業展開の延長線上で3年間の経営計画を立てるやり方では、大きな未来を描くことはできません。そこで当社グループでは、まず長期ビジョンとして10年後のあるべき姿をしっかりと描き、その実現に向けたマイルストーンとして3か年ごとの中期経営計画を策定・推進していくこととしました。また、2021年4月からは収益認識に関する会計基準が強制適用となり、売上高や利益率への大きな影響が見込まれます。そこで今期は単年度計画の下、「次なる成長への足掛かりを築く年」と位置づけて長期ビジョンと経営計画策定のための準備・検討を進め、来期から新たな中期経営計画をスタートさせてまいります。 当社グループが持続的成長を遂げていくためには、やはりESGやSDGsへの取り組み強化を根幹に据えた企業経営が重要になってくると考えています。10年後に社会がどのように変化し、その時、当社グループはどうあるべきかを考え、世の中のどのような課題をどう解決していくのかを明確にしたうえで、その実現に向けてやるべきことを迅速かつ着実に実行してまいります。AA単年度計画3か年計画3か年計画3か年計画新たな成長戦略未来のあるべき姿を最初に描き、そこから必要とされる具体的施策を計画していく「バックキャスティング」の考え方で策定長期ビジョンを描き、次なる 成長への足掛かりを築く年10年後の あるべき姿マイルストーンとしての各3か年中期経営計画7

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る