WAVE79
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次に「LIP-2019」の3年間の総括をお願いします。Q初年度の2018年3月期は、世界で景気の拡大基調が継続し、日本においても総じて堅調に推移しました。また、2016年末に米国のマックタック・アメリカ社など欧米3社を買収したことなどにより、連結売上高は前年同期に比べ約430億円増の2,490億円、営業利益は半導体・電子部品関連ビジネスが好調に推移したことなどにより、約35億円増の201億円となりました。しかし、2年目の2019年3月期においては、期前半は全体的に底堅く推移したものの、期後半に入ってからは米中貿易摩擦が中国経済に影響を及ぼし、日本においては中国の成長鈍化やIT需要の減速により輸出が減少するなど、厳しい経営環境となりました。その結果、連結売上高は微増にとどまり、営業利益は販売数量の減少や売上構成の悪化に加え、原燃料価格の上昇によって減益となりました。 最終年度である2020年3月期は先ほど申し上げたとおりであり、「LIP-2019」の最終数値目標であった連結売上高2,700億円、営業利益250億円をいずれも大幅に下回る結果となりました。しかし定性面においては、長年赤字が続いていた米国子会社のマディコ社の経営合理化に着手し、営業黒字化を達成することができたほか、海外事業の強化によって海外売上高比率が約5割にまで高まるなど、一定の成果を得られたと考えています。2,4072,407億円2,7002,7002,0602,06017/3期18/3期19/3期20/3期01,5002,0002,5003,000最終数値目標実績LIP-2019期間2,4902,4902,5092,509 売上高推移LIP-2019期間億円2502501541541661667014021028017/3期18/3期19/3期20/3期最終数値目標実績0201201180180 営業利益推移A6 海外売上高比率約38%約49%17/3期20/3期連結売上高2,060億円連結売上高2,407億円国内国内海外海外

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