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成長を支えてきた半導体・電子部品関連製品 合併4年前の1986年、FSKは紫外線(UV)の照射により粘着力を自在にコントロールできるUV硬化型の半導体ウェハ切断工程用固定テープを開発。以来、当社グループは今日まで半導体関連分野に積極投資し、数多くの高機能テープを市場に送り出してきました。テープを貼付・剝離する装置や紫外線を照射する装置なども手がけ、粘着製品と装置を合わせたプロセス提案力を強みに、市場で独自の地位を築いています。 また現在、エレクトロニクス分野のもう一つの主力事業となっているのが、積層セラミックコンデンサ関連テープです。優れた表面平滑性や耐熱性、剝離性などを誇る当社の剝離フィルムは、コンデンサ内部の緻密な積層構造の形成に欠かせないものとなっています。 さらなる需要拡大が期待される成長事業 安定的な収益基盤であった主力のラベル用粘着製品などに対し、こうした最先端製品を扱うアドバンストマテリアルズ事業部門の売上高は近年の成長が著しく、10年前に比べて約2倍の500億円超に達しています。昨年のエレクトロニクス関連市場は、スマートフォン需要の縮小などによって調整局面を迎えていましたが、次世代高速通信規格「5G」の商用化などに伴い、再び回復の動きが見え始め ています。また、あらゆるモノがインターネットにつながる 「IoT」や「AI(人工知能)」の普及拡大などもあり、半導体・電子部品関連製品は今後も大きく伸長していくことが期待されています。Focus1エレクトロニクス分野の伸長半導体関連粘着テープスペシャルレポート6世界の半導体市場予測出所:WSTS(世界半導体市場統計)4,1224,1224,6874,6874,0894,0894,3304,3303,3893,389億米ドル02,0004,0006,000当第3四半期累計2019(予想)2020(予想)201620172018アドバンストマテリアルズ 事業部門 売上高523523264264億円0200400600当第3四半期累計2019/32009/3

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