WAVE77
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Q現在の仕事について教えてください。私が所属しているグローバル支援課では、「LSP(Lintec Standard Package)」と呼ばれるシステムの開発とその海外拠点への導入を進めています。これは従来の社内システムの後継として開発した、受発注や在庫などの管理を統合的に行うシステムです。現在、私はシンガポールの販売子会社をはじめとする海外各拠点への同システムの導入・運用をサポートすることで、各社の業務改善を図っています。Q「LSP」を導入する目的と重点地域について教えてください。このシステムを導入すれば、各拠点の受注から出荷までの業務の一元管理が可能となり、各種データを収集して業務の効率化やコスト削減につなげることができます。まずはシステム導入の必要性が高い東南アジアを中心に整備を進めており、私も2年ほど前までシンガポールに駐在していました。今でも必要があれば現地に赴いてサポートを続けています。Q仕事をするうえでの課題や今後の抱負を聞かせてください。システムを導入したら終わりではなく、現地スタッフのトレーニングやトラブル時の対応など、導入後も継続的にきちんとフォローしていくことが重要になります。経理の知識や現場の業務についての知見が求められるのはもちろん、言語や国民性の違いといった難しさもあります。こうした課題を一つずつ乗り越えながら、東南アジア各社、そして将来的にはグループ全体の業務の効率化に貢献していきたいと思います。Fフ ロ ン トRONT Lラ イ ンINE— 最前線 —  各現場の最前線で活躍する社員を紹介する当コーナー。今回は、社内の統合システムを活用して海外拠点の業務改善を推進するITスタッフをご紹介します。リンテック・ アジアパシフィック社2015年に、東南アジアおよびインドの地域統括会社としてシンガポールに設立。域内における包括的な事業戦略を立案・推進するほか、経営基盤の整備などを行っている。新たな成長に向けて活躍する社員を紹介情報システム部  グローバル支援課佐さまた俣 大だいすけ輔2010年に入社し、本社の情報システム部に配属。その後、2年間にわたるリンテック・アジアパシフィック 社(シンガポール)への出向を経て、2019年1月より現職。8

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