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Q現在の仕事について教えてください。主に自動車用ウインドーフィルムの営業を担当しています。シンガポール国内だけでなく、東南アジアで特に需要の高いインドネシアやタイ、ベトナムなどでも拡販を目指し、月の半分はシンガポール国外に出張しています。最近では、自動車用だけでなく、建築業界などに向けて建物用ウインドーフィルムの販売にも注力しています。Q 日本と現地の自動車用フィルム市場では、どのような違いがありますか。ウインドーフィルムの施工率が大きく異なります。日本では車内外からの視認性を確保するため、フロントガラスや運転席、助手席の側面には透明度の高いフィルムしか貼れないなどの規制があり、フィルムの施工率はあまり高くありません。一方、年間を通して気温が高く日差しの強い東南アジアでは、車内の温度上昇を抑えるフィルムがユーザーにとって必需品であり、貼ることが一般的となっているため、日本の数倍の市場規模があります。Q今後、東南アジア市場でどのようにウインドーフィルムを拡販していきますか。 ブランディングがとても重要と考えており、まずは“メードインジャパン”の高い品質や施工性といった強みをしっかりと訴求することで、リンテック製品の認知度とイメージの向上につなげていきます。また、米国のグループ会社であるウインドーフィルムメーカーのマディコ社や機能性フィルムメーカーのVDI社との連携を深め、より市場のニーズにマッチした新製品の開発・販売強化に努めていきます。 ウインドーフィルム自動車や建物などの窓ガラスに貼るだけで、さまざまな効果を発揮するフィルム。日射熱による車内や室内の温度上昇を抑制するほか、紫外線を99%以上カットし、ガラス破損時には破片の飛散を低減する機能などを持つ。岩いわした下 昇しょうへい平2013年入社。産業工材事業部門 建装材営業部(現ウインドーフィルム営業部)などを経て、2016年12月から同社に赴任。 リンテック・ シンガポール社Fフ ロ ン トRONT Lラ イ ンINE— 最前線 — 各現場の最前線で活躍する社員を紹介する当コーナー。今回は、東南アジアの主力販売拠点であるリンテック・シンガポール社でウインドーフィルムの拡販に努める営業スタッフをご紹介します。新たな成長に向けて活躍する社員を紹介10

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