統合報告書2025
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 当社グループを取り巻く環境は絶えず変化しており、マテリアリティを固定化せず機動的に見直すことが重要です。「LSV 2030-Stage 2」の策定に当たっては、「Stage 1」の実績や企業活動による環境・社会への影響を考慮する「ダブルマテリアリティ」の考え方を踏まえ、マテリアリティを見直しました。現在進行中の「Stage 2」では、長期ビジョンの実現をより確実なものにするため、サステナビリティ委員会においてそれぞれの委員会・分科会の活動や施策が長期ビジョン、マテリアリティ(KPI)、中期経営計画のテーマに結びついていることを改めて示したうえで、活動しています。「各施策を実施する意味」や「どの重要課題を解決するための手段であるか」を整理・認識して課題解決に努めることにより、執行役員 サステナビリティ推進室長次の施策や目標の策定、未達時における計画修正などにつながると考えています。 サステナビリティ経営を実現するに当たっては、トップメッセージに込められた思いや長期ビジョンに対して、グループ全従業員が同じベクトルで力を結集することが求められます。当社ではグループ全従業員が重要課題や全社・部署の取り組みを理解し、自分事化するための社内浸透活動などに注力しています。サステナビリティ経営と事業活動は相反するものではなく、一体化することで新たな価値を創造できるというストーリーを示すことによって、2030年、ひいてはその先の未来を見据えて柔軟に変化し、行動するサステナブルな企業を目指していきます。46環境に関する方針の策定や施策の立案および遂行サステナビリティ経営の基本方針の策定や施策の立案および検証社会・ガバナンスに関する方針の策定や施策の立案および遂行社会的課題の解決に向けた 新製品・新規事業の検討持続的成長を支える基盤強化サステナビリティ推進室長メッセージ 当社グループでは持続可能な社会の実現と企業としての成長を両立するサステナビリティ経営の推進を掲げ、事業活動を通じた社会的課題の解決への貢献と企業価値の向上を目指しています。ここからは、サステナビリティ経営の取り組みについて、環境・社会・ガバナンスのESGの側面からご紹介します。サステナビリティ推進体制(2025年4月1日現在)環境委員会サステナビリティ委員会社会・ガバナンス委員会企業倫理分科会まさるほし 優星全社的なリスクと機会の把握および 対応方針の策定全社リスク管理委員会社会貢献分科会サステナビリティ開示分科会ダイバーシティ・働き方改革促進分科会サステナビリティ委員会事務局 (サステナビリティ推進室)SDGs委員会新たな価値創造ストーリーで、 サステナビリティ経営の実現へサステナビリティ戦略

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