(3月期)20222023674615500850863600売上高推移億円1,0000専務執行役員事業統括本部副本部長兼アドバンストマテリアルズ事業部門長 兼事業企画部長もちだ持きんや也202420252026(予想)42Q 2026年3月期のアドバンストマテリアルズ事業部門の主要3製品の需要見通しを教えてください。A 半導体関連粘着テープは旺盛なAI関連投資の継続ほか、秋口以降NAND型フラッシュメモリーの市況が回復することを想定しています。積層セラミックコンデンサ(MLCC)関連テープもデータセンター向けなどにMLCCの需要が高まることから売上高は伸長する見通しです。半導体関連装置はHBM製造用装置の需要が2025年3月期に比べて落ち込むことから、売上高は減少する見通しです。事業部門トピックス半導体関連装置の生産・開発能力を底上げ! 2026年3月期のHBM製造用装置の売上高は減少する見通しですが、それ以外の半導体関連装置の販売は依然として堅調であり、前期の売上高は過去最高水準を記録しました。さらなる需要増に対応可能な生産能力や顧客ニーズに応えられる開発体制を強化するため、各種装置の設計・開発から生産までを手がける伊奈テクノロジーセンターの再構築に着手しています。新たな開発棟の完成は2026年9月を予定しており、成長期に入った当社の半導体関連装置ビジネスを下支えします。事業戦略田 欣事業戦略(「LSV 2030-Stage 2」での主な取り組み)投資家からよく寄せられる質問 Q&A 2025年3月期の振り返り 2025年3月期は、生成AI関連における高性能半導体の需要増加に伴い半導体関連粘着テープが好調に推移したほか、半導体関連装置ではHBM製造用なども引き合いが堅調でした。さらに積層セラミックコンデンサ関連テープもスマートフォンやデータセンター向けなどで需要が増加するなど、事業部門の主要製品の売上高はいずれも前期比で大きく伸長しました。また、2026年3月期の量産体制の確立を目指している先端半導体向け材料「EUV露光機用CNTペリクル」は独自開発した量産機の立ち上げに成功して量産化の見通しが立ち、採用に向けた積極的な営業活動を開始しました。 2026年3月期の方針 2026年3月期は、高性能半導体であるHBMやデータセンター向けに旺盛な需要が継続すると予測しており、半導体関連粘着テープや積層セラミックコンデンサ関連テープの販売増加を見込んでいます。引き続きお客様の需要に応えられるよう供給体制の強化に努めるほか、地政学リスクの高まりや新たな環境規制などの諸課題に真■に対応し、今後もお客様から当社製品が選ばれ続けることを目指します。加えて、先端半導体後工程における新たなテープやパッケージング技術に関する装置や独自プロセスの開発などにも積極的に取り組んでいきます。アドバンストマテリアルズ事業部門 エレクトロニクス市場の成長に向けた継続的な 設備投資と需要対応 先端半導体後工程におけるパッケージング技術に関わる新たなテープや装置、独自プロセスの開発 EUV露光機用CNTペリクル量産体制の確立電子・光学関連
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