(3月期)202220231,4001,0138001,3321,4671,472売上高推移億円1,6000執行役員事業統括本部印刷情報材事業部門長兼印刷材営業部長やました山あつし史202420252026(予想)40Q 米国政府が実施する関税政策はマックタック・ アメリカ社において何らかの影響がありますか?A マックタック・アメリカ社では原材料の多くを米国内で調達して生産する地産地消型のビジネスモデルが特徴であり、少なくとも現時点において大きな影響は見通していません。原材料の一部は輸入していますが、その価格上昇分については、製品の値上げによって対応しています。事業部門トピックス環境配慮製品の拡充・拡販を強化! 国内外で高まるさまざまな環境ニーズに対応するため、環境配慮製品の拡充・拡販を強化しています。2025年3月には、繰り返し貼って剥がせるラベル素材「RE CHILL」を上市しました。環境負荷の少ないホットメルト粘着剤を使用。一般のラベル素材では貼り付きにくい結露面や油面に貼付可能で、使用後は剥がしやすいため容器などのリサイクル促進にもつながります。多機能性を生かし、幅広い用途に提案しています。事業戦略下 淳事業戦略(「LSV 2030-Stage 2」での主な取り組み)投資家からよく寄せられる質問 Q&A 2025年3月期の振り返り 2025年3月期は、食品や日用品を中心とした物価上昇による買い控えの影響を大きく受けたこと、また脱・減プラスチックといった市場要求による包装形態の変化やラベルレス化が進んだことなど、ラベル需要が低調に推移する厳しい事業環境となりました。一方、市況や環境変化の影響を受けづらい医療・医薬関連や流通・通販関連の粘着ラベルは堅調に推移しました。また、中小ブランドオーナーによる高価格帯商品におけるアイキャッチラベルの積極採用や、ウエットティッシュ用フラップラベルの用途拡大など、業界として粘着ラベルの新たな需要の広がりにも期待できる動きが見られました。海外では、米国のマックタック・アメリカ社において、長引いていた市場での在庫調整が一巡して物量が正常化したことや買収効果もあって、販売数量が大きく伸長しました。 2026年3月期の方針 2026年3月期は、「環境」「安全」への市場要求の高まりに引き続き対応すべく、環境負荷が低く「食品衛生法」や「FDA」に準拠したホットメルト粘着剤を使用する製品の拡充・拡販を加速していきます。また、3R対応製品やリサイクル適性の向上などに貢献するモノマテリアルラベル素材を広く訴求するとともに、剥離紙の水平リサイクルへの取り組みも加速させていきます。日本で培われた高い性能を有する粘着製品を北米や欧州、アセアン地域に展開すると同時に、マックタック・アメリカ社が優位性を持つホットメルトなどの製品を他の地域に拡販することで、グローバルでのマーケットイン戦略を推進していきます。印刷情報材事業部門 北米やアジアでの拡販と収益向上 地球環境との共生と循環型社会の 実現に向けた取り組み QCDの強化と収益拡大印刷材・産業工材関連
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