「LDX 2030」 七つの変革テーマ 1 社内コミュニケーション活性化で変革マインドを企業文化として浸透2 強靭な人財・組織を目指したデジタル人財の育成3 デジタル技術を積極的に活用したBPR4 勘と経験をデジタル化し、データに基づく判断ができる仕組みづくり5 営業DXによる営業効率化と顧客ニーズ起点で製品開発する仕組みづくり6 社外への積極的な情報発信7 国内外システムの再配置・最適化検討当社はDX推進プロジェクト「LDX 2030」を進行しており、 35長期ビジョン実現の要となる「LDX 2030」 本プロジェクトの成否が長期ビジョン「LSV 2030」で掲げた重点テーマ「イノベーションによる企業体質の強靭化」にも大きく関係すると見ており、長期ビジョン実現の可否を握る“要”として重視しています。ありたい姿「強いリンテックが“未来を創る”」の実現に向けた七つの変革テーマの策定と、2030年を見据えた具体的な実行計画の策定などを経て、2024年4月からは「実行」ステージに移行しました。六つの分科会が策定した実行計画に基づく活動を日々実施しており、KPIを踏まえた効果的な進■管理をしています。洗い出し、効率化を進めることで、付加価値の高い業務へとシフトしやすくする狙いがあります。 同じく分科会「営業DX」では、情報共有プラットフォーム構築のほか、資料・書類作成業務の効率化を施策として活動しています。情報共有プラットフォームの構築では、2026年3月期にSFA(営業支援システム)とCRM(顧客関係管理)に関連したシステムの試験的運用を計画しており、使用率などをモニタリングしながら、本格的運用につなげていきます。「LDX 2030」のコンセプトイメージ図営業やコーポレート部門までを含む全社横断で取り組みを進めています。 業務の効率化、収益性の向上を目指して 分科会の一つ「BPR起点DX」では、実行フェーズ初年度となった2025年3月期に、7部門・15部署でBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)活動を実行しました。7部門は営業・研究・生産現場に加え、人事などのコーポレート部門も含まれています。具体的な活動内容としては、業務の棚卸結果を基に詳細分析と問題点の整理を実行し、改善アイデアの抽出とテーマ化を実施しました。2025年3月末時点の改善アイデア数と改善のテーマ化施策数はKPIを達成しており、順調な滑り出しとなりました。業務の無駄をLDX 2030
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