「Stage 2」 期間中の %120(3月期)114.8114.888888888888837.937.952.452.411010041.241.247.247.2M&Aなどの 機動的投資株主還元9060302025202600(予想)キャッシュアロケーション 1株当たり配当金/配当性向円 29の資源配分や戦略的意思決定において、より精緻かつ機動的な対応が可能となります。またKPI管理の導入により、事業部門のみならず、生産本部や調達本部、研究開発本部も財務に対する意識が高まりつつあります。現在、各事業部門 中計期間では約1,300億円のキャッシュフローを見込んでいます。そのうち設備投資には約600億円を計画しており、前中計期間から半導体・電子部品関連製品などの需要増加に対応する体制整備を進めてきました。半導体関連粘着テープや積層セラミックコンデンサ関連テープの生産設備の増設を前倒しで進め、旺盛な需要に応えられる体制を構築しています。また、半導体関連装置についても中長期的に高い需要が見込めることから、装置の開発・製造を担う伊奈テクノロジーセンターの再構築に乗り出しました。これらの結果、前期の設備投資額は当初計画を上回る206億円となりました。環境変化が激しい昨今、いかに先手を打つ形で投資できるかが■となることから、計画に基づき速やかに対応を進めていきます。 研究開発費は約320億円を計画しており、中計初年度だった前期には過去最高の101億円を投じました。マテリアリティで設定している新製品売上高比率目標を早期に実現すべく、新製品・新事業への投資を進めており、EUV露光機用CNTペリクルなど半導体関連については重点的に先行投資を行っています。また、M&Aについては、海外市場の拡大も視野に、財務リスクを加味したうえで検討していく考えです。 株主還元に関しては、2027年3月期までは原則として減配せず、配当性向40%以上またはDOE(株主資本配当率)3%をめどに配当を実施します。前期の年間配当金は業績が好調であったことから当初予想の88円から12円増額の100円 近年、投資家の皆様とのIR面談の場において、事業ポートフォリオの最適化に関するご質問を多く賜ります。当社は投資や撤退について一律のルールは設けていません。その理由は事業環境が急速に変化する中において、その時の状況を的確に見極め、適切に判断することで、常に状況に応じた柔軟な対応ができると考えているためです。したがって、取の財務データはタイムラグなく収集できており、適切な管理体制が構築できています。今後はDXを活用することで、設備稼働や在庫管理、業務効率などのさらなる高度化を目指していきます。とさせていただき、今期についても10円増額の110円と、2期連続の増配を見込んでいます。また、株主還元の一環として、2025年2月より300万株または100億円を上限とする自己株式取得を進め、6月をもって取得を完了しました。引き続き経営基盤の強化を図りつつ、各事業年度の連結業績を勘案し、安定的かつ継続的な配当を行っていくことを基本方針として、さらなる株主還元の充実を目指します。り組みやその背景について、当社の考えや魅力とともに、株主・投資家の皆様に正しく丁寧に伝えることも私の重要な役割だと考えています。今後も積極的な情報開示と建設的な対話を通じて、企業価値の向上と市場評価の改善に努めていきます。 1株当たり配当金 配当性向(右軸)持続的成長に向けたキャッシュアロケーション株主・投資家との建設的な対話キャッシュフロー(営業利益+ 減価償却費+ のれん償却)約1,300億円外部資金調達120906030設備投資ほか 約600億円研究開発投資約320億円成長投資202220232024
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