統合報告書2024
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54 リンテックは優れた技術力を持つ成長ポテンシャルの高い企業であると同時に、イノベーションにも積極果敢に取り組んでいるという印象を持っています。そのような企業のお役に立てることを大変光栄に思います。新製品や新事業を創出するためには、継続的な投資が必要であり、その原資をPROFILE奥島 晶子白幡 清一郎大澤 加奈子杉本 茂1981年に日本アイ・ビー・エム株式会社入社。その後、外資系IT企業などでデータを活用したマーケティングやコンサルティング業務に携わる。2001年にジェイビートゥビー株式会社を設立し、代表取締役社長に就任(現任)。2020年より当社社外取締役。2021年から当社指名・報酬委員会の委員を兼務。1983年に日本ペイント株式会社(現 日本ペイントホールディングス株式会社)入社。同社および同社子会社における役員経験のほか、事業運営や事業再編の責任者を歴任。また、技術者として長期の海外駐在を経験するなど、グローバルビジネスにも明るい。当社指名・報酬委員会の委員を兼務。1998年に弁護士登録、梶谷綜合法律事務所入所。2005年に米国・ニューヨーク州の弁護士資格を取得し、国内外の企業法務に携わる。2015年に当社社外取締役(監査等委員)に就任し、2018年から当社コーポレートガバナンス委員会(現 指名・報酬委員会)の委員を兼務。1982年に住宅・都市整備公団(現 独立行政法人都市再生機構)入社。1985年に太田昭和監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)に入所し、1988年に株式会社さくら綜合事務所(現 さくら綜合事務所グループ株式会社)を設立。公認会計士などとしてM&Aや事業再編・再生といったコンサルティング業務に携わる。2021年に当社社外取締役に就任し、同年より当社指名・報酬委員会の委員を兼務。2023年から当社社外取締役(監査等委員)。稼ぐ力を高めない限り、持続的な成長の実現には至りません。当社においても、過去の実績に捉われることなく、ROEを高める積極策を大胆に打ち出し、「改善」にとどまらず「改革」レベルで収益性向上を目指すことが求められます。 日本市場が成熟期を迎える中、さらなる成長を果たすには、グローバルでの事業拡大が欠かせません。一方で、海外での事業拡大には現地パートナーとの協業が必須であり、いかに現地パートナーとの信頼関係を醸成し、ウィンウィンの関係を構築できるかが、成功の■を握ります。私はこれまでのキャリアにおいて、常に難しい課題に挑戦してきました。その経験を当社のさらなる成長に役立てる所存です。 社外取締役が担うべき役割とは、執行サイドの提案に真■に向き合い、少しでも疑問や将来の成長の障壁になる可能性があると感じれば、躊躇なく執行サイドに問いかけることだと考えています。社外取締役の客観的視点を生かして成長のためのリスクテイクを行うための討議を繰り返すことで、執行サイドの気付きや自信を深め、取締役会としての“覚悟”を共有することにつなげていきます。 2024年6月に開催された株主総会で、新たに白幡清一郎氏が社外取締役に就任されました。当社ではコーポレートガバナンスの強化を継続的に図っており、取締役会における独立社外取締役の比率は3分の1を確保しています。新任の白幡清一郎氏に加え、奥島晶子氏、大澤加奈子氏、杉本茂氏の4人の独立社外取締役の皆様に当社の経営やガバナンスへの評価、長期ビジョンの実現に向けた自身の役割などについて伺いました。取締役(社外)白しらはた幡 清せいいちろう一郎新任社外取締役の役割を全うし、 執行サイドの自信を深める独立社外取締役メッセージ

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