統合報告書2024
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1 コージェネレーションシステムの導入拠点拡大 2 自家消費型太陽光発電の活用促進 3 蓄電システムのAI制御による 4 生産設備統廃合による省エネ合理化 5 既存設備のさらなる省エネ化と廃熱回収利用、 ※ 2013年度比 など 42当初目標実績新規目標コージェネレーションシステム有機化合物)や廃棄物の削減、3Rの推進などの取り組みも積極的に推進しています。社会的課題の解決に率先して取り組むことで、企業価値向上と持続可能な社会への貢献を果たします。新規目標必達のための新たな追加実施項目効率的な電力消費と蓄電 燃料転換 当社グループでは、企業活動と地球環境の調和を目指し「地球は一つ、大きな視野で快適環境に尽力しよう」をスローガンに、さまざまな環境対応を推進しています。メーカーとして環境に配慮した経営を当然の“責務”として認識しているためです。ここでは重要課題と捉えているCO2排出量削減の取り組みを中心にご紹介します。CO2排出量削減について2030年までに CO2排出量を50%以上削減2024年3月期に51.4%削減2027年3月期までに67%以上削減 2030年3月期までに75%以上削減 新たな削減目標を設定 当社グループでは、2024年3月期にCO2排出量を2013年度比で51.4%削減することに成功しました。これは2030年までに50%以上削減するという当初目標を前倒しで達成したことになります。前中計期間は原燃料価格の高騰などが利益を圧迫する厳しい事業環境となったため、省エネ効果が大きい新規設備の導入や高効率設備の更新を優先的に実施すると同時に、グリーン電力の調達やJ-クレジットの活用を積極的に実施。結果、CO2排出量削減と投資コスト抑制を両立しながら目標達成につなげることができました。 前期までの実績を踏まえ、当社グループでは新たなCO2排出量削減目標を設定しました。2013年度比で2027年3月期までに67%以上削減、2030年3月期までに同75%以上削減するものです。非常にハードルの高い野心的な目標数値と言えますが、当社グループでのカーボンニュートラルを早い段階で達成すべく、計画立案と実行を重ねていきます。具体的には、ガスエネルギーから電力と熱源を生成するコージェネレーションシステムの導入拠点を従来の4拠点から2拠点増やして計6拠点とするほか、生産設備の統廃合による合理化、水素など新しいエネルギー源の導入検討、新たな蓄電システムのAI運用といった幅広いテーマを考えています。 当社グループではCO2排出量削減に限らず、VOC(揮発性環境

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