「LSV 2030-Stage 2」 での主な取り組み「LSV 2030-Stage 2」 での主な取り組み 洋紙・加工材関連 耐油紙のさらなる用途展開 プラスチック代替高機能紙の開発・拡販 など バーしました。一方、利益面については販売数量の減少や原燃料価格の高止まりなどのマイナス要因に対し、在庫の削減や製品規格の統廃合、 パルプ調達方法の見直しなど、さまざまなアプローチで収益改善に努めましたが、非常に厳しい結果となりま した。 2025年3月期は、「収益性の改善」「販売数量のアップ」「新製品の創出」を部門方針として取り組んでまいります。利益の改善に向けては効率的な 合成皮革用工程紙の海外展開強化 炭素繊維複合材料用工程紙の拡販 など炭素繊維複合材料用工程紙および自動車内装シート向け合成皮革用工程紙がそれぞれ好調に推移したほか、価格改定効果などもあり、事業部門全体では前期を上回る結果となりました。 2025年3月期については市場全体が回復基調であり、販売数量の増加やコスト削減などに努め、収益性の改善を進めてまいります。また、当部門においては中長期的な環境対応は重要テーマであり、剥離紙の製造時に有機溶剤を使用しない「無溶剤化」と生産体制の構築や適正在庫の維持などに努め、販売数量のアップを目指して成長市場向けの新規顧客獲得や、耐油耐水紙をはじめとした特殊機能紙の海外展開強化なども推進していきます。新製品の創出においては非フッ素耐油紙への完全切り替えや、透明紙・生分解性ヒートシール紙などのプラスチック代替高機能紙の開発・拡販に努めてまいります。 剥離紙にポリエチレン樹脂をラミネートしない「脱ポリ化」を継続して推進していきます。重点戦略としては、一層の需要拡大が予想される航空機向け炭素繊維複合材料用工程紙の拡販や、合成皮革用工程紙のグローバルでの展開強化を進めていくことでシェアアップを図っていくほか、シーズ型新製品開発として撥水性や防滑性を付与するための工程紙や、トレンドを先取りする合成皮革用工程紙の新柄開発にも取り組んでいきます。 33事業部門長メッセージ 2024年3月期はコロナ禍に進展したデジタル化・ペーパーレス化の継続により、主力のカラー封筒用紙をはじめ、多くの当社特殊紙製品の需要が減少しましたが、価格改定などの効果により、売り上げの落ち込みをカ事業部門長メッセージ 2024年3月期は、粘着製品用剥離紙や光学関連製品用剥離フィルムを中心に需要低迷の影響を受けましたが、高機能スマートフォン向け電子材料用剥離紙が好調に推移しました。さらに、航空旅客市場や国内自動車市場の回復などにより、航空機向け執行役員 事業統括本部 洋紙事業部門長あおき青執行役員 事業統括本部 加工材事業部門長きい喜井 大さとし木智だいすけ介洋紙事業部門 加工材事業部門
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