「LSV 2030-Stage 2」 での主な取り組み「LSV 2030-Stage 2」 での主な取り組み 電子・光学関連 エレクトロニクス市場の成長に向けた継続的な設備投資と需要対応 先端半導体後工程におけるパッケージング技術に関わる新たなテープや装置、独自プロセスの開発 EUV露光機用CNTペリクル量産体制の確立 など 導体市況全体の低迷の影響をカバーするまでには至らず、当事業部門においては、売り上げ面では前期実績に対してマイナスの結果となりました。 2025年3月期は、エレクトロニクス関連市場全体の回復を見込んでおり、需要を確実に捉えられるよう準備を進めていまいります。生成AI向けを中心とした半導体関連装置の需要増加に対応するための生産体制の強化や、先端半導体の後工程におけるパッケージング技術に関わる新たな製品の開発・提案、さらには積層セラミッ 光学ディスプレイ関連粘着製品の展開 車載用OCA(Optical Clear Adhesive)などの新製品の開発と拡販 など載向けの光学用厚手粘着シートやタッチパネル関連製品においても、中国経済の減速の影響を大きく受けて低調に推移するなど、厳しい事業環境が続いた1年となりました。 2025年3月期は、偏光板の粘着加工事業を手がけていた韓国・台湾の生産子会社を解散するなど、液晶ディスプレイ関連のビジネスを大幅に縮小させ、有機ELディスプレイ関連などの高機能領域に注力していく事業戦略の転換を図ってまいります。まクコンデンサ関連市場の拡大に向けた継続的な設備投資などにも取り組んでいきます。また、お客様と継続的に実施しているTRM(テクニカル・レビュー・ミーティング)を通じた、半導体の新たな独自プロセスの構築を目指していくほか、次世代半導体の微細回路形成に欠かせない高透明・高耐久のEUV露光機用CNTペリクルの第一次量産体制の確立に向けた設備・研究開発投資を推進してまいり ます。 た、車載ディスプレイの市場トレンドとして搭載数の増加や大画面化、高画質化などが進んでいます。それに伴って光学用厚手粘着シートの市場は拡大していくと見ており、継続して中国市場での拡販を図るとともに、機能性の高い新製品の開発・市場投入を進めていきます。そのほか新事業創出に向けて、反射型液晶向けの光拡散フィルムや次世代太陽電池向けのハイバリアフィルムなどの開発にも注力していきます。 32中期戦略事業戦略事業部門長メッセージ 2024年3月期においては、生成AI向けの半導体関連装置の大口受注や一部の高機能スマートフォンの需要増加、中国における半導体生産の活発化などによって、下期より事業環境は回復基調に入りましたが、2022年秋口から始まった在庫調整による半事業部門長メッセージ 2024年3月期においては中国偏光板メーカーの台頭による競争激化や大型テレビをはじめとした各種ディスプレイ関連製品の需要低迷などの影響を受け、偏光板の粘着加工事業は大幅な減少となりました。さらに、車常務執行役員 事業統括本部副本部長兼 アドバンストマテリアルズ 事業部門長兼 事業企画部長田 欣もちだ持執行役員 事業統括本部 オプティカル材事業部門長しょし所きんや也さとる司悟アドバンストマテリアルズ事業部門 オプティカル材事業部門
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