統合報告書2023
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* J-ECOL: Japan Earth Conscious Labeling Associationの略。2022年6月から(株)サトー、王子タック(株)、大阪シーリング印刷(株)、リンテック(株)の4社が中心となって設立準備を進め、今年5月に一般社団法人として設立ラベル使用 企業一般消費者45環境負荷の低減を図っているほか、脱プラスチック・減プラスチック、ラベルを貼った対象物のリユース(再利用)・リサイクル(再生利用)、さらには省エネルギーなどの幅広いニーズに対応する環境配慮製品の開発・提案に取り組んでいます。PET製容器とのモノマテリアル(単一素材)化を実現したラベル素材TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に 基づく情報開示については、当社サステナビリティサイトで御覧いただけます。www.lintec.co.jp/sustainability/tcfd/室内や車内の空調効率を高めることで省エネルギーに貢献する ウインドーフィルム剥離紙ペーパータオルトイレットペーパー紙リサイクル企業(製紙会社)製品加工段ボールラベル製品製造・加工企業(製品加工)多様な環境配慮ニーズに対応した製品事例無溶剤化剥離剤の塗工時に環境負荷の 高い有機溶剤を使用しない無溶剤型剥離紙脱プラ・減プラプラスチック製弁当容器の代替素材として採用実績のある厚物の耐油耐水紙リサイクル省エネルギー各種環境配慮製品の開発・提案 温室効果ガスによる地球温暖化やプラスチックによる海洋汚染の深刻化などを受け、社会全体で環境への意識が一層高まってきており、当社製品に対してもさまざまな環境配慮が求められています。当社グループでは、製造時における 剥離紙のリサイクル促進に向け、ラベル循環協会に参画 当社はシール・ラベル用粘着製品の粘着剤面を保護する剥離紙の回収・リサイクル体制の構築に向け、関連企業と共にラベル循環協会(Jジェーコル-ECOL*)を設立し、これに参画しました。国内で年間約11万トン発生する使用済み剥離紙は製紙原料として利用可能な資源でありながら、体制面や技術面などの問題からこれまで有効活用されてきませんでした。「J-ECOL」では使用済み剥離紙の回収システムと再生処理技術の構築・確立に取り組み、剥離紙の再生資源化を目指していきます。 当社としては、現在10社を超える加盟各社と共に、再生しやすい剥離紙の検討や剥離紙から取り出した再生パルプの利活用提案を行い、将来的には使用済み剥離紙を再び剥離紙に戻す水平リサイクルの実現を目指していきます。FOCUS

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