統合報告書2023
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202220232,4642,4262,3272,1712,2151,9473,1542,7802,6002,7572,8002,1001,400700特許保有件数件3,500038指導できる専門家レベル実績を出せる専門家に聞きながら高度なデータ解析ができるツールを使えばできる原理までは理解していないが、ツールを活用してデータ解析ができる基礎を理解している統計解析や機械学習の基礎は理解している精度なデータ解析・予測が可能となり、課題解決のための材料や処方の選定が容易となることで、開発期間の大幅な短縮が期待されます。そのほか、社内外の情報収集・分析ツールも導入し、新規開発テーマの立案などに応用していく方針です。また、こうしたDXツールを本部全体で活用していけるよう、デジタル人材の育成にも努めています。2019 国内  海外20202021(3月期)研究開発・知的財産戦略研究開発本部のデジタル人材育成目標2025年目標5%15%30%50%DXの推進  研究開発本部では製品開発のスピードアップや新たな付加価値の創造などを目指し、DXを推進しています。具体的には、これまで蓄積してきた膨大な実験記録をデータベース化し、研究開発のデジタル情報基盤を整備。併せて、機械学習や統計解析などのMI(マテリアルズ・インフォマティクス)ツールを導入し、運用を始めています。これにより高効率かつ高知的財産活動  当社では顧客ニーズに応える独創的な製品の開発を通じて企業価値の向上に努めており、これらの開発活動によって得られた特許権・商標権・意匠権などの知的財産を重要な経営資源と位置づけています。知的財産部では他社権利の尊重を大前提としながら、“技術立社リンテック”の生命線とも言える知的財産権の拡充を目的に、各研究開発部門および各事業部門と連動した戦略的な知的財産活動を推進。基盤事業領域と成長事業領域における特許ポートフォリオの構築、事業のグローバル化に対応した知的財産権の確保などによって、開発品から得られる利益の最大化を目指しています。また近年では、知的財産情報を分析して経営に活用するIPランドスケープの考え方に基づいて、知的財産情報を収集するためのAI特許調査システムを導入。自社や競合他社の技術情報などから現状の把握と将来の展望についての分析を行い、知的財産戦略の構築に活用しています。

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