統合報告書2023
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202220232024(予想)LSV 2030-Stage 1337※ 収益認識に関する会計基準適用の影響により、2022年3月期以降の 240166144オプティカル材事業部門 売上高億円 4003002001002021売上高は適用前の2021年3月期と比べて大幅な減少となります。033(3月期)オプティカル材事業部門長メッセージ 2023年3月期はコロナ特需の反動に加え、インフレ加速による個人消費の低減、中国のロックダウンによるサプライチェーンの混乱などにより、大型テレビやパソコン、スマートフォンといった各種ディスプレイ搭載機器の出荷数量が鈍化したことで、偏光フィルムの粘着加工事業は大幅な減少となりました。一方で、現在注力している車載向けの光学用厚手透明粘着シートなどのタッチパネル関連製品は堅調に推移しました。 中国メーカーの台頭により競争が激化している偏光フィルム事業については、引き続き協業する偏光フィルムメーカーとの連携を強化してハイエンド向けを伸ばしていくとともに、粘着剤や剥離フィルムの品種統合によるコストダウンや最適なグローバル生産体制の構築に努めていきます。また、光学用厚手粘着シートについては中国市場での拡販を図るとともに、無溶剤タイプやUVカット、耐腐食、着色、拡散など機能性の高い新製品を市場展開していきます。そのほか、反射型液晶向けの光拡散フィルム、次世代太陽電池向けのハイバリアフィルムなどの開発にも注力していきます。執行役員 事業統括本部 オプティカル材事業部門長所しょし司 悟さとる中期経営計画「LSV 2030-Stage 1」に おける主な取り組み• 次世代ディスプレイ用粘着剤の開発• OCA(光学用粘着シート)新製品の開発・拡販• 光拡散フィルムの新市場参入オプティカル材 事業部門 事業部門紹介 特殊粘着剤や表面塗工剤の開発技術と精密塗工技術、 そして高性能な生産設備を駆使して、各種光学ディスプレイ関連粘着製品を製造・販売しています。主に、液晶・有機ELディスプレイを構成する偏光フィルムの粘着加工を行っているほか、車載用タッチパネルなどに使用される光学用厚手粘着シートといった新製品の立ち上げ・拡販にも努めています。

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