統合報告書2023
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202220232024(予想)LSV 2030-Stage 1875※ 2022年3月期の期首よりマックタック・アメリカ社の産業工材事業部門に関わる全ての製品を印刷・情報材事業部門へ移管しました。2021年3月期の実績は組み替えて記載しています。1,4001,4171,0131,2008004002021• マックタックグループとのシナジー発現• 地球環境との共生と循環型社会の実現に向けた • QCD*の強化と収益拡大* QCD:品質・コスト・デリバリー印刷・情報材事業部門 売上高億円 1,600030営業力強化取り組み推進(3月期)印刷・情報材事業部門長メッセージ 2023年3月期は、国内では物価上昇による買い控えなどにより食品・飲料用が低調に推移しましたが、フィルム代替となる耐水性に優れた粘着紙など、各種環境配慮製品の採用が増加したほか、物流・医薬関連が堅調に推移しました。海外では東南アジアにおいてサプライチェーン混乱の影響を受け、工業用を中心に低調に推移しましたが、米国のスピネカー社がマックタック社の傘下に加わったことで業績に大きく貢献しました。 当事業部門においては、今後も国内と同様に海外での拡販が持続的成長に向けた重要なテーマとなります。景気の減速により現在の欧米市場は厳しい環境にありますが、一層のコスト削減によって競争力の強化に努めていきます。また、マックタックグループとのシナジー効果発現については、リンテック品の米国での販売増や、国内でのマックタック製ホットメルト粘着素材の売り上げ伸長といった成果が出てきており、今年上市した当社製ホットメルト新製品の拡販も図っていきます。さらに高まる環境ニーズにより幅広く対応するため、環境配慮製品の拡充や剥離紙のリサイクルシステムの構築も目指していきます。Value Creation Strategy事業戦略常務執行役員 事業統括本部副本部長兼 印刷・情報材事業部門長吉よしたけ武 正まさあき昭中期経営計画「LSV 2030-Stage 1」に おける主な取り組み• 米国やアジア地域など海外での生産拠点拡充と 印刷・情報材事業部門 事業部門紹介 さまざまな分野で使われているラベル用粘着紙・粘着フィルムなどを製造・販売しており、特に付加価値の高い粘着フィルムでは国内市場でトップシェアを有しています。また海外においては、アジア地域を中心に生産・販売拠点網の充実を図る一方、近年では米国子会社のマックタック・アメリカ社を中心に北米市場での事業拡大にも注力しています。グループ全体売上高の約50%を占める最大の事業部門です。印刷材・産業工材関連

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