統合報告書2022
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Sustainability66取締役(社外)奥おくしま島 晶あきこ子取締役(社外)杉すぎもと本 茂しげる奥島 晶子1981年に日本アイ・ビー・エム株式会社入社。その後、外資系IT企業などでデータを活用したマーケティングやコンサルティング業務に携わる。2001年にジェイビートゥビー株式会社を設立し、代表取締役社長に就任(現任)。2020年より当社社外取締役。 当社では社是「至誠と創造」に基づいた堅実なガバナンスが行われています。昨年から独立社外取締役比率が3分の1となり、取締役会における社外取締役の発言が増加して議論が一層活発になりました。要望を挙げるなら、海外事業については数値の報告だけでは実態を把握しにくいので、より詳細な報告があればグローバルでのガバナンス強化につながるものと思います。 私は顧客の購買データを活用したマーケティングなどを専門としていますが、売り上げの変動は必ず市場の変化を反映しています。当社は消費財メーカーではありませんが、こうした知見を基に最終消費者を意識した視点から発言するよう心掛けており、これからもマーケティングやDXの分野から「LSV 2030」の実現に貢献していきたいと考えています。 取締役会では豊富な会計数値データが提供され、エビデンスに基づいた経営判断がなされています。また、各担当部門から直接説明を受けられたり、社外取締役からも遠慮なく質問できたりする土壌があることも高く評価しています。DX化や気候変動対応など経営環境が激変する中、私は専門である会計・税務に関する知識や自身の会計事務所の経営において参考になった事例をご紹介するなど、より有益な助言ができるよう努めています。 当社には粘着関連製品のリーディングカンパニーとして広く社会基盤を支え、 グローバルな企業市民としてリーダーシップを発揮することが期待されています。今後は広範なステークホルダーに対して当社の理念を浸透させていくことが重要であり、私も経営を監督する立場からその実現に向けて尽力していきます。杉本 茂1982年に住宅・都市整備公団(現 独立行政法人都市再生機構)入社。1985年に太田昭和監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)に入所し、1988年に株式会社さくら綜合事務所(現 さくら綜合事務所グループ株式会社)を設立。公認会計士などとしてM&Aや事業再編・再生といったコンサルティング業務に携わる。2021年より当社社外取締役。当社ではコーポレートガバナンスの強化を継続的に図っており、昨年の株主総会で取締役会に占める 独立社外取締役の比率は3分の1まで高まりました。今年6月の株主総会で独立社外取締役の奥島晶子氏、杉本茂氏が再任され、同じく独立社外取締役で監査等委員でもある大岡哲氏、大澤加奈子氏も含め、 昨年と同じ体制を維持しています。ここではこの4人の取締役の方々に当社のガバナンスへの評価を はじめ、会社に期待する取り組みや自身の役割などについて伺いました。 グローバルでのガバナンス強化を目指してほしい 幅広いステークホルダーに対する当社理念の浸透が重要独立社外取締役メッセージ

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