STEP 1STEP 448マテリアリティマテリアリティに対するリスク• 原材料調達・物流面のリスク• 技術革新の遅れによる事業機会の損失• 環境対応投資コストの増大• 化学薬品、石化原材料などへの高依存度による• 環境関連規制の強化による使用できる原材料の• サプライチェーン上での人権配慮の問題による• 優秀なグローバル人材確保機会の損失および • 労働生産性の低下や人材の流出• 適切な品質管理の欠如による顧客の信用失墜• コミュニケーション不足による地域コミュニティ• 情報開示に対する誠実性不足による企業評価• 経営の客観的視点に基づく判断欠如による事業• 海外グループ会社のガバナンス不備による企業• コンプライアンス違反による企業価値の棄損マテリアリティに対する機会• コスト削減を追求した革新的新規生産設備の • 技術革新による新製品・新事業の創出および • DXによる研究開発効率、確度および検査体制• 電力など、外部に依存しないスマートファクト• 環境配慮製品・サービスの提供による市場拡大• 石化原材料からバイオマス材料などへの転換• 代替品の模索・転換の加速、独自レシピ原材料• ポジティブリスト収載の原材料による製品開発• 企業文化の浸透による、従業員が持続可能な 社会の実現に貢献していることの自覚や認識の増進• 安心・安全な職場環境の実現による従業員の • 多様な人材による多角的な事業判断• 適切な情報把握や体制構築による安心・安全な• 地域社会との共存共栄• ステークホルダーが意識している課題の事業活• 適切な経営判断による事業拡大• 内部統制システムの向上による不法、不正、不当• ステークホルダーの信頼性や満足度向上 リンテックグループでは、幅広いCSR活動の中から注力すべき重点課題として「マテリアリティ」を特定しています。2014年に最初の特定を行いましたが、変化し続ける社会的課題や日々のステークホルダーとの対話を踏まえ、2021年にマテリアリティの見直しを行いました。新しいマテリアリティには、2030年を見据えた長期ビジョン「LSV 2030」やSDGsの視点などを盛り込み、今期はさらにマテリアリティに対するKPI(主要な評価指標)を定めました。当社グループでは これらマテリアリティに関するテーマに特に注力し、活動を推進していきます。事業全体事業面での貢献環境社会ガバナンスグループ全体の ガバナンスの推進持続可能な地球環境 への貢献人権の尊重バリューチェーン マネジメントの向上ステークホルダーとの コミュニケーション強化コストを含めた調達への影響減少事業の停止、金銭補償などの発生流出の信用低下低下(レピュテーションリスク)への影響活動への影響バリューチェーン分析 バリューチェーンを整理し、部門ごとに事業活動とESGテーマを整理しました。また、バリューチェーン上の各ESGテーマについてリスクと機会を分析しました。マテリアリティの特定 社会要請と自社重要性を照合したマップ分布から重要性判断の領域を検討して、マテリアリティを特定しました。導入および新製法による新製品の創出事業の多角化技術などの向上リーの構築の開発促進意欲向上事業活動動への反映行為の未然防止マテリアリティ見直しのプロセス マテリアリティ 一覧マテリアリティ(重点課題)
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