(3月期)20212022LSV 2030-Stage 115314416516015010050洋紙事業部門 売上高億円 200040事業戦略 2022年3月期は半導体市場や住宅市場の活況により、クリーンルームで使用される無塵紙や建材用紙が伸長したことなどにより増収となりました。主力のカラー封筒用紙なども堅調でしたが、全体としてはコロナ禍前よりも需要が弱く、さらにパルプをはじめとする原燃料の高騰などが利益を圧迫したことで厳しい1年となりました。主要製品• カラー封筒用紙• 色画用紙執行役員 事業統括本部 洋紙事業部門長青あおき木 智さとし• 特殊機能紙• 高級印刷用紙 アフターコロナにおいても紙の需要回復が不透明な中、当事業部門では2030年を見据えて「紙の“ちから”で持続可能な社会の実現に貢献する」というビジョンを掲げ、環境配慮製品の拡充に取り組んでいます。私は今年4月に当事業部門長に就任しましたが、ペーパーレス化が一層進んでいくという状況下でも、石油由来のフィルム代替素材として紙の特徴を生かした環境配慮製品の要望を数多く受けています。中でも注力していくべき施策は、脱炭素・脱プラスチック関連製品の積極的な市場投入です。この4月に新発売した半透明の特殊紙の反響が良く、文具用途向けに提案を強化するなど、新たな市場の開拓を進めています。加えて、コンビニ弁当の容器などにも使用できる厚物の耐油耐水紙やフィルム加工が不要な耐水印刷用紙、紙ストロー用原紙などの拡販にも努めていきます。そのほか、薬品を無駄なく塗工できる新設備を活用した製品開発や既存品のコストダウン、また新規開拓を推進するための営業担当の業務プロセス改善といった取り組みにも注力していきます。• 建材用紙2023(予想)2024(目標)事業部門紹介 国内トップシェアを誇るカラー封筒用紙や色画用紙をはじめ、クリーンルームなどで使用される無塵紙や食品の包装に使われる耐油耐水紙といった特殊機能紙、独特の風合いを持った高級印刷用紙、壁紙の裏打ち紙に使用される建材用紙などを製造・販売しています。また、近年高まっている脱プラスチックニーズに対応した製品の開発・提案も強化しています。洋紙事業部門長メッセージ洋紙事業部門
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