統合報告書2022
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(3月期)※ 2022年3月期の期首よりマックタック・アメリカ社の産業工材事業部門に関わる全ての製品を印刷・情報材事業部門へ移管しました。2021年3月期の実績は組み替えて記載しています。20212022LSV 2030-Stage 11,2151,0138751,2901,050700350印刷・情報材事業部門 売上高億円 1,400034事業戦略 2022年3月期は、国内ではインバウンド需要が大幅に減少したことから化粧品関連などが低調だったものの、食品関連やインターネット通販関連の需要は引き続き堅調に推移しました。一方、海外では北米や中国、東南アジア市場において好調に推移したほか、昨年4月に米国の粘着製上席執行役員 事業統括本部副本部長兼 印刷・情報材事業部門長吉よしたけ武 正まさあき昭主要製品• ラベル用粘着紙・粘着フィルム• バーコードラベル用粘着紙・粘着フィルム品メーカーであるデュラマーク社を子会社化したこともあり、事業部門として初めて売上高1,000億円を超えました。 今後の成長に向けては、国内と同様に海外市場での拡販が不可欠です。今年2月には米国の同業メーカーの粘着製品事業を譲り受け、スピネカー社を設立しました。これにより多品種・少量対応を得意とする同社と、一般ラベル用粘着製品を大量生産するマックタック・アメリカ社のシナジー創出に向けた動きを加速させていきます。もう一つの主要テーマである環境配慮製品の拡充については、有機溶剤を使用しないホットメルト処方の製品展開を国内外で拡充していく方針です。また最近、ペットボトル飲料の容器表面に貼られるシュリンクフィルムを小さな粘着ラベルに置き換えることによるプラスチック使用量の削減や、プラスチック容器などのリユース・リサイクルに向けた動きが広がっており、こうしたニーズに応える製品も積極的に市場投入していきます。さらに、粘着製品に使用している剝離紙・剝離フィルムのリサイクルシステムについても、早期の構築を目指して業界をリードしていきたいと考えています。2023(予想)2024(目標)事業部門紹介 さまざまな分野で使われているラベル用粘着紙・粘着フィルムなどを製造・販売しており、特に付加価値の高い粘着フィルムでは国内市場でトップシェアを有しています。また海外においては、アジア地域を中心に生産・販売拠点網の充実を図る一方、近年では米国子会社のマックタック・アメリカ社を中心に北米市場での事業拡大にも注力しています。 グループ全体売上高の約40%を占める最大の事業部門 です。印刷・情報材事業部門長メッセージ印刷・情報材事業部門

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