統合報告書2021
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68Sustainabilityリンテック 統合報告書 2021杉本 茂1982年に住宅・都市整備公団(現独立行政法人都市再生機構)入社。1985年に太田昭和監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)に入所し、1988年に株式会社さくら綜合事務所(現さくら綜合事務所グループ株式会社)を設立。公認会計士などとしてM&Aや事業再編・再生といったコンサルティング業務に携わる。今年6月に当社社外取締役に就任。取締役(社外)杉すぎもと本 茂しげる リンテックは粘着製品という社会を支える重要な分野のリーディングカンパニーであり、そのような会社のお役に立てることを大変光栄に思っています。当社は財務情報だけでなく非財務情報の開示にも積極的で、社会的要請となっている環境対応などにも前向きに取り組んでいるという印象を持っています。現在、コロナ禍を契機に新しい価値観をベースにした、持続可能な社会における企業のあり方が模索されています。健全なガバナンスと正しい意思決定に基づいて社会の変化に柔軟に対応し、安定的かつ持続的に社会へ貢献していくことが当社グループにも求められていると感じています。 私は公認会計士などとして事業再編・再生のコンサルティング、M&Aといった投資事業スキームの構築・評価などにこれまでのキャリアの大半を費やしてきました。さまざまな案件に関わってきましたが、一見困難な課題でも諦めずにもう一押ししてみることで意外なソリューションが見つかったり、逆に平易な事案に見えても想定外の大きなリスクが潜在していたりする場合があります。国内外においてスピード感のある経営判断が求められる中、より迅速に有効な助言・提言ができればと考えています。多くの企業の事業計画などに携わってきたこれまでの経験や知見を生かし、当社グループの新たな価値創造に向けて尽力していきます。奥島 晶子1981年に日本アイ・ビー・エム株式会社入社。その後、外資系IT企業などでデータを活用したマーケティングやコンサルティング業務に携わる。2001年にジェイビートゥビー株式会社を設立し、代表取締役社長に就任(現任)。2020年より当社社外取締役。2021年6月に開催された株主総会で、新たに杉本茂氏が当社取締役に就任しました。これにより当社の独立社外取締役は、昨年当社の取締役に就任し、今回の株主総会で再任となった奥島晶子氏、監査等委員である取締役として同じく再任となった大岡哲氏、大澤加奈子氏と合わせて計4人に増員。取締役会に占める独立社外取締役の比率は3分の1となりました。今回この4人の取締役の方々に、リンテックのガバナンスに対する評価をはじめ、長期ビジョンの実現に向けて今後どのように貢献していきたいかなどについて伺いました。多くの事業計画に携わった経験を生かして 新たな価値創造に尽力独立社外取締役メッセージ

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