統合報告書2021
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57リンテック 統合報告書 2021サテライトオフィスを設置して、自宅から近いオフィスを利用することも可能としています。今後も事業継続の観点から従業員の感染を予防し、高品質な製品やサービスを安定的かつタイムリーに提供し続けていけるよう、“ウィズコロナ”時代の働き方を整備していきます。文京春日オフィスではペーパーレス化に向けてシステムを整備し、文書管理ルールを徹底することで、机や床面に物を置かない「クリアデスク」「クリーンオフィス」を実践当社では多様な従業員が活躍できる会社を目指し、人事制度の拡充をはじめとする働き方改革を推進してきました。昨今の世界的なパンデミックにより、各企業には従業員の感染を防ぎつつ、デジタル 技術を活用して労働生産性を高めていくことが求められています。ここでは、当社が進めるコロナ禍に対応した働き方と、昨年11月に移転した営業統括拠点での取り組みについてご紹介します。コロナ禍に対応した働き方を推進 当社では新型コロナウイルスの感染拡大を契機として、営業部門や管理部門を中心に自宅などでのテレワークを奨励。業務用パソコンのモバイル端末への切り替えやネットワーク環境の整備、ウェブ会議システムの導入・活用を図り、出社比率を抑制しています。通勤などの移動時間の大幅な削減による生産性の向上やワークライフバランスにもつながることから、2020年10月からテレワークを勤務体系の一つとして正式に制度化し、在宅勤務に伴って発生する水道光熱費などの諸費用を支給する在宅勤務手当も新設しました。 出社する場合でも、マスク着用の義務化や手洗い・アルコール消毒の励行、定期的な換気や会議室などの空きスペースの活用により、3密(密閉・密集・密接)の回避を徹底。また、フレックスタイム制度の対象拡大によりラッシュアワーを避けた通勤を促進するほか、東京近郊の事業所や独身寮に新しい働き方をコンセプトとする先進的オフィス 2020年11月に営業統括拠点の「飯田橋オフィス」を近隣のビルに移転し、「文京春日オフィス」として業務を開始しました。旧オフィスで6フロアにわたっていた執務室や会議室、ショールームなどを2フロアに集約。フロア全体でセキュリティー性の高いワイヤレス通信が利用でき、個人の固定席を設けずにその日の業務内容などに応じて自由に座席を選択できる「フリーアドレス」を導入しています。また、伝票類や保管書類といった紙を電子化することで「ペーパーレス化」も推進。社内コミュニケーションのさらなる活性化を促すとともに業務効率の向上を図っています。リンテックが取り組む新たな働き方Focus

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