統合報告書2021
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50 環境負荷低減に向けた設備投資を加速 当社グループでは、CO2排出量削減などの環境負荷低減に向けた設備投資を加速させています。各工場において、ガスエネルギーなどから電力と熱源を同時に創出するコージェネレーションシステムや有機溶剤を処理する際に発生する熱を再利用する排熱ボイラーの導入をはじめ、自家発電用の太陽光発電パネルの設置などを進めています。そのほか、環境負荷を減らしながら省エネルギーやコスト削減、品質向上につながる生産設備の改造なども、国内外の各生産拠点において積極的に推進していく予定です。 ゼロエミッションを達成 当社における2021年3月期の廃棄物発生量は29.0千tで、 廃棄物排出量は12.1千tとなりました。排出量のうち8.8千tは外部で再資源化され、それ以外の3.1千tは委託している廃棄物処理業者によって適正に処分されています。また、最終埋立量は0.16千tで、廃棄物発生量の0.54%に抑えており、最終 埋立比率1.0%以下のゼロエミッションを達成しました。(3月期)2019202020215.05.21.51.54.85.114.414.2 廃紙 廃プラスチック 廃油 汚泥 そのほか6.95.55.54.41.31.44.81.54.85.313.413.011.1302520151020172018リンテック 統合報告書 202152剝離紙に 使用される剝離剤(販売量ベース)30.24.529.93.9(生産量ベース)28.93.829.028.13.3コージェネレーションシステム排熱ボイラー環境有機溶剤削減を推進 環境への負荷が高い有機溶剤の使用量削減のため、当社では粘着剤および剝離剤の塗工工程で有機溶剤を使わない無溶剤化を進めています。2021年3月期の無溶剤化率は、ラベル用粘着製品の粘着剤で77%、剝離紙に使用される剝離剤で56%となりました。これからも無溶剤タイプの製品ラインアップの拡充・拡販を図り、さらなる環境負荷低減に努めていきます。無溶剤化率(2021年3月期)廃棄物発生量千t35ラベル用粘着製品の粘着剤77%56%

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