統合報告書2021
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348497231 SDGsやGRIスタンダード、国連グローバル・コンパクト、「ISO26000」といったさまざまな国際的ガイドラインやフレームワークの変化に加え、ESG評価機関から重要なESGテーマを洗い出し、絞り込みを行いました。外部重要性エリアAエリアC14151112610131345エリアB48エリアA: 自社と外部にとって重要度が高い領域エリアB: 自社にとって重要度が高い領域エリアC: 外部にとって重要度が高い領域 「マテリアリティ」とは、幅広いCSR活動の中から企業が 注力すべき課題を特定したものです。リンテックグループでは2014年にマテリアリティを特定しましたが、変化し続ける社会的課題を踏まえ、また日々ステークホルダーとの対話を重ねながら、マテリアリティのテーマの見直しを行いました。 新しいマテリアリティには、2021年4月よりスタートした  バリューチェーンを整理し、部門ごとに事業活動とESGテーマを整理しました。また、バリューチェーン上のESGテーマについてリスクと機会を分析しました。 長期ビジョン「LINTEC SUSTAINABILITY VISION 2030」に基づく各部門・部署の中・長期戦略や事業計画などの社内の情報を整理し、事業に影響度の高いESGテーマを抽出しました。 社会要請と自社重要性を照合したマップ分布から、重要性判断の領域を検討してマテリアリティを特定しました。 特定したマテリアリティを踏まえ、活動の評価指標を策定し、運用に向けて進めていきます。リンテック 統合報告書 2021長期ビジョン「LINTEC SUSTAINABILITY VISION 2030」やSDGsの視点などを盛り込みました。今後はさらにKPI (主要な評価指標)も策定していきます。 再度特定したマテリアリティのテーマに特に注力し、リンテックグループとして活動を推進していきます。STEP 1 バリューチェーン分析STEP 2 社会要請の抽出STEP 3 自社重要性の特定STEP 4 マテリアリティの特定STEP 5 KPI(主要な評価指標)の策定自社重要性マテリアリティマップ 今回のマテリアリティの見直しでは複数の部署が関わり、変化する社会動向とリンテックグループのグローバルな事業活動や事業戦略をバリューチェーンで整理しました。また、自社における重要性(STEP 3)ではビジョンや各部署の戦略に 加え、会長・社長を含めた経営層による重み付けを行い、そのあと外部重要性と掛け合わせてマッピングしました(STEP 4)。特定されたマテリアリティは取締役会の承認を得た後に確定しています。 今後は各マテリアリティごとにKPIを策定して活動に取り 組み、その評価を行っていくとともに、妥当性の検証とマテリアリティ自体のレビューを定期的に実施していきます。マテリアリティ見直しのプロセスマテリアリティ(重点課題)

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