201920202021220上席執行役員事業統括本部 加工材事業部門長岩いわさき崎 豊ゆたか210196167177180120602018加工材事業部門 売上高億円 240039主要製品• 一般粘着製品用剝離紙• 電子材料用剝離紙• 光学関連製品用剝離フィルム 当事業部門もコロナ禍の影響を受け、2021年3月期は大幅な減収となりました。製品別では、人やモノの動きが停滞したことで各種粘着製品の需要が減少し、それに伴って主力の剝離紙が低調に推移しました。そのほか、グローバルに展開する合成皮革用工程紙や、各種レジャー用品をはじめ航空機の機体などの中間材料の製造に使用される炭素繊維複合材料用工程紙も、各国のロックダウンや航空需要の低迷によって大きく減少しました。一方で光学ディスプレイ用の剝離フィルムについては、下期からテレワークや巣ごもり需要の恩恵を受けて堅調に推移しました。 中・長期的に取り組むテーマとしては、第一に環境対応が挙げられます。剝離紙の製造時に有機溶剤を使わない処方の確立と採用拡大をさらに推進し、環境負荷化学物質の 使用量削減に努めていきます。同時に脱プラスチックの観点から、石化原材料由来のポリオレフィン系樹脂を使用しない剝離紙の開発・提案にも努めていきます。また、注力製品 の一つである合成皮革用工程紙については、特に自動車のシートや内装などの合成皮革に使われるアイテムが好調に推移していますが、今後はさらなる市場開拓を進め、靴や • 合成皮革用工程紙• 炭素繊維複合材料用工程紙家具、ブランドバッグなど幅広い用途で拡販を目指していきます。加えて、各種製膜用の工程紙・工程フィルムや、撥水・防塵といった機能を付与できる工程紙などの新製品開発にも積極的に取り組んでいきます。2022（予想）リンテック 統合報告書 2021（3月期）事業部門紹介 紙やフィルムに剝離適性はもとより、耐水性や耐熱性、耐摩耗性といった各種機能を付与することで、さまざまな粘着製品の粘着剤面を保護する剝離紙・剝離フィルム、合成皮革に柄をつけるための型紙となる工程紙や炭素繊維をシート状の複合材料に加工するための工程紙などを製造・販売しています。加工材事業部門長メッセージ加工材事業部門
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