統合報告書2021

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201920202021164164167167144142150100502018洋紙事業部門 売上高億円 200038リンテック 統合報告書 2021主要製品• カラー封筒用紙• 色画用紙• 特殊機能紙• 高級印刷用紙• 建材用紙　昨今のペーパーレス化の流れやテレワークの拡大による主力の封筒用紙の需要低迷などを考えると、今後も厳しい事業環境が予想されます。そうした中で、中・長期的な戦略としては持続可能な社会の実現に貢献できる素材である「紙」を改めてアピールしていきたいと思います。「LSV 2030-Stage 1」では、脱プラスチックやフードロスに対応した製品の開発・拡販に重点的に取り組んでいきます。大手コンビニチェーンの弁当容器に採用された厚物の耐油耐水紙については、プラスチック代替材料として拡販を強化しています。そのほか、 プラスチックフィルムの代替となる高透明紙、食品包装用 のヒートシール紙、フードロス対策として野菜や果物から発生するエチレンガスを吸収して鮮度を保つ鮮度保持紙など の上市を目指します。また、既存製品についても抗菌・抗ウイルス性などの新機能の付与や、これまで紙が使われてこなかった分野の開拓、設計・生産の見直しによる一層のコストダウンを図ることで競争力を高めていきます。海外では特に東南アジア市場での販売強化に努め、工業用の特殊機能紙や食品包装用紙などの高付加価値製品の拡販に注力していきたいと考えています。2022（予想）（3月期）事業戦略　2021年3月期はコロナ禍による外出自粛、イベント中止などによって広範囲の製品にマイナス影響が及び、売上高が大きく減少しました。主要原材料であるパルプ安の効果はあったものの、販売数量の低下に伴う生産設備の未稼働も発生し、利益面において厳しい1年となりました。上席執行役員事業統括本部副本部長兼 洋紙事業部門長菅すがや谷 俊としみ巳事業部門紹介　国内トップシェアを誇るカラー封筒用紙や色画用紙をはじめ、クリーンルームなどで使用される無塵紙や食品の包装に使われる耐油耐水紙といった特殊機能紙、独特の風合いを持った高級印刷用紙、壁紙の裏打ち紙に使用される建材用紙などを製造・販売しています。また、近年高まっている脱プラスチックニーズに対応した製品の開発・提案も強化しています。洋紙事業部門長メッセージ洋紙事業部門